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ヘルシンキの美術館・博物館を徹底解説!無料入館日利用でお得に閲覧を!

アート・エンターテイメント
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ヘルシンキの観光で欠かせないこと。それは美術館と博物館巡り。ヘルシンキには3つの国立美術館をはじめ、個人所有の美術館や建物自体が市民から愛される場所として定着している美術館など、たくさんの美術館と博物館が存在します。

そして、展示を見る以外に意識して欲しいのがその建築の面白さ。ユニークな形をしたものや曲線が美しいもの、文化遺産として国に定められているもの、邸宅として歴史を感じるものなどさまざま。今回は、設計に携わった建築家や無料で入館できる曜日も含め、ヘルシンキにあるおすすめの美術館と博物館を紹介します。

ヘルシンキの美術館・博物館①ヘルシンキ現代美術館

アメリカの建築家「スティーヴン・ホール」設計により1998年にオープンした「ヘルシンキ現代美術館(キアズマ現代美術館)」。ユニークな形とカーブが美しく、キアズマの名称で親しまれているこちらの美術館では、フィンランドをはじめとする北欧出身のアーティストの作品を中心に展示されています。

展示物は定期的に入れ替えられ、メディアアートインスタレーションなど絵画以外の作品も楽しむことができます。開催されている展示によっては体験型のコーナーが設けられており、子供と一緒にアートに触れられるのも嬉しいところ。

ミュージアムショップや図書館、カフェやシアターも併設されていますので、展示を見なくとも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。特に建築好きの方は足を運ぶ価値ありです。

ヘルシンキ現代美術館の基本情報

スポット名 Nykytaiteen museo Kiasma
住所 2 Mannerheiminaukio, 00100 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅から徒歩4分。
営業時間 火〜金曜日 10:00〜20:30
土曜日 10:00〜18:00
日曜日 10:00〜17:00
定休日 月曜日
クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 大人 15ユーロ
18歳未満 無料
毎月第1金曜日 無料
サイトURL https://kiasma.fi

ヘルシンキの美術館・博物館②シネブリュコフ美術館

14世紀から19世紀初頭のヨーロッパの芸術品を所蔵している「シネブリュコフ美術館」。ロシア出身の実業家「ニコライ・シネブリュコフ」により1842年に建設された邸宅を、1975年にフィンランド政府が買い上げ修復。その後、1980年に美術館として開館し今に至ります。

建物は、シネブリュコフが経営していたビール醸造所に隣接されており、実際にニコライ兄弟が住んでいたもの。美術品は、甥であるパウルが収集し1921年に政府に寄付したものです。

1992年まで稼働していた醸造所も現在は閉鎖されていますが、立派な邸宅と共に彼らの息吹を感じながら作品を閲覧してみてはいかがでしょうか。

シネブリュコフ美術館の基本情報

スポット名 Sinebrychoffin taidemuseo
住所 40 Bulevardi, 00120 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅からは、徒歩3分の場所にある電停「Rautatieasema」から7番または9番のトラムで3駅。「Ruoholahden villat」下車後、徒歩6分。
営業時間 火〜金曜日 11:00〜18:00(水曜日は20:00まで)
土・日曜日 10:00〜17:00
定休日 月曜日
クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 大人 15ユーロ
18歳未満 無料
毎月第1水曜日(17:00〜20:00) 無料
サイトURL https://www.sinebrychoffintaidemuseo.fi/

ヘルシンキの美術館・博物館③アテネウム美術館

先述したヘルシンキ現代美術館・シネブリュコフ美術館と共に、フィンランドの国立美術館として親しまれている「アテネウム美術館」。1887年に完成した建物は、建築家「テオドル・ホイエル」設計によるもの。国が定める文化遺産にも登録されています。

美しく芸術的な建物には、ラファエロ(画家)・ペイディアス(彫刻家)・ブラマンテ(建築家)の胸像が配され、窓と窓の間には、芸術家の肖像を施した逆三角形の紋章飾りが並びます。

展示作品は、18世紀から20世紀にかけて活躍したフィンランドの作家を中心に、ゴッホやセザンヌ・モディリアーニなどフランス近代美術も展示されており見応え十分。ゆっくり時間をかけて楽しみたい美術館です。

アテネウム美術館の基本情報

スポット名 Ateneum finnish national gallery
住所 2 Kaivokatu, 00100 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅から徒歩2分。
営業時間 火・金曜日 10:00〜18:00
水・木曜日 10:00〜20:00
土・日曜日 10:00〜17:00
定休日 月曜日
クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 大人 17ユーロ
18歳未満 無料
3月11日・8月20日・10月28日(2020年の場合) 無料
サイトURL https://ateneum.fi

ヘルシンキの美術館・博物館④ディドリシュセン美術館

(※アアルト自邸の画像です)

ディドリシュセン美術館」は、ヘルシンキの中心地からは離れていますが、建築好きの方にはぜひ訪れてほしい美術館の一つ。「Viljo Revell」による設計の建物は土地の輪郭に沿って建てられており、緑豊かな庭の先は海まで繋がっています。

ディドリシュセン美術館のあるクーシサーリ(Kuusisaari)やその周辺は、ドイツやハンガリー・ブルガリアなどの大使館が並び、閑静な別荘地としても知られるフィンランドきっての富裕層エリア。特に夏は気持ちよく、カフェで寛いだり周辺を散歩する場所としてもおすすめです。

また、フィンランドを代表する建築家「アルヴァ・アアルト」の「アアルト自邸」と「スタジオ」も近くにあります。アアルト自邸とスタジオは予約が必要ですが、北欧建築に興味のある方はぜひ一緒に訪れてみてください。おすすめです!

ディドリシュセン美術館の基本情報

スポット名 Didrichsenin taidemuseo
住所 1 Kuusilahdenkuja, 00340 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅からは、徒歩4分の場所にある電停「Lasipalatsi」から4番のトラムで8駅。「Meilahdentie」下車後、510番のバスに乗り換え3駅「Granögränd」下車後、徒歩1分。
営業時間 11:00〜18:00
定休日 月曜日
1月6日(公現祭)
入館料 大人 14ユーロ
18歳未満・75歳以上 無料
サイトURL https://www.didrichsenmuseum.fi/etusivu/

ヘルシンキの美術館・博物館⑤Amos Rex

Amos Rex」は、ラシパラツィ(ガラスの宮殿)とその広場の地下に、2018年新設された展示スペース。元は「アモス・アンデルソン美術館」の名で地上で親しまれていましたが、移動と共に「Amos Rex」に改名。現在のへルシンキを代表するスポットとなりました。

フィンランドの建築は天窓のある建物が多いのですが、このAmos Rexは、その天窓に自然光を取り入れるための機能や美術館としての芸術性だけでなく、地上にせり出したドーム状の部分を使い、市民が自由に遊べる公共性の役割をも果たしています。文化財としても重要な1930年代に建てられたラシパラツィをオリジナルに忠実に修復しつつ、更に市民から愛される現代的要素を持つ空間を造った建築ユニット「JKMM」には頭が下がります。

因みに、2018年に開館した際に企画展のオープニングを飾ったのは、今では日本を代表するデジタルアート集団となった「チームラボ」。「teamLab: Massless」と題された展示は大成功を収め、フィンランドに新しいアートの形を吹き込みました。この成功は、同じ日本人としても嬉しい限りです。

Amos Rexの基本情報

スポット名 Amos Rex
住所 22-24 Mannerheimintie, 00100 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅から徒歩5分。
営業時間 月・金曜日 11:00〜18:00
水・木曜日 11:00〜20:00
土・日曜日 11:00〜17:00
定休日 火曜日
クリスマス・メーデー・展示会準備期間など
入館料 大人 15ユーロ
18歳未満 無料
サイトURL https://amosrex.fi/

ヘルシンキの美術館・博物館⑥フィンランド国立博物館

フィンランドの3人の建築家「アルマス・リンドグレン」「エリエル・サーリネン」「ハーマン・ゲセリウス」により設計された「フィンランド国立博物館」。1916年の博物館公開と1917年のフィンランド独立が重なり、フィンランド国立博物館と命名されました。

エントランスホールの天井フレスコ画は有名で、ガレンカレラ(AkseliGallén-Kallela)により1928年に描かれたもの。また、博物館の常設展示は6つのエリアに分かれており、先史時代から近代までのフィンランドの歴史に関するコレクションを、生活様式や装飾品など様々な角度から見ることができます。

フィンランド国立博物館の基本情報

スポット名 Suomen kansallismuseo
住所 34 Mannerheimintie, 00100 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅から徒歩11分。
営業時間 11:00〜18:00(水曜日は20:00まで)
定休日 月曜日(5〜8月は開館)
クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 大人 14ユーロ
18歳未満 無料
金曜日(16:00〜18:00)・5月18日(国際博物館の日)・6月12日(ヘルシンキの日) 無料
サイトURL https://www.kansallismuseo.fi/fi/kansallismuseo/etusivu

ヘルシンキの美術館・博物館⑦デザイン博物館

工業デザインやファッション・グラフィックなど、1870年から現在に至るまでのフィンランドのデザインに関する写真やオブジェ・図面を中心に、フィンランド国外のデザインについても展示している「デザイン博物館」。1873年設立と150年近い歴史を持ち、世界最古の博物館とも言われています。

建築家「グスタフ・ニストロム」設計のネオゴシック様式の建物は、1894年に建設され元は学校として使用されていたもの。過去には、第二次世界大戦やフィンランドの独立など大きな歴史を刻んできました。デザイン博物館がこの場所に移ってきたのは1978年。長い歴史は未来へと受け継がれています。

デザイン博物館の基本情報

スポット名 Designmuseo
住所 23 Korkeavuorenkatu, 00130 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅から徒歩14分。トラムをご利用の場合は、電停「Lasipalatsi」から3駅。「Johanneskyrkan」下車後、徒歩1分。
営業時間 11:00〜18:00(火曜日は20:00まで)
定休日 月曜日(6〜8月は開館)
クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 大人 12ユーロ
学生 6ユーロ
毎月最終火曜日(17:00〜20:00) 無料
サイトURL https://www.designmuseum.fi/fi/

ヘルシンキの美術館・博物館⑧自然史博物館

エントランスを入ると大きな像の剥製が出迎えてくれる「自然史博物館(LUOMUS)」は、子供と一緒に訪れたい博物館の一つ。ロシア人学生の教育機関・ギムナジウムとして使用されていたバロック様式の建物は1870年代に建てられたもので、現在はヘルシンキ大学が保有しています。

主要国の博物館に比べて展示数は多くはないものの、フィンランドやバルト海周辺に生息する動植物の展示を化石などを通して学ぶことができます。特に動物の剥製展示は素晴らしく、今にも動き出しそうな躍動感のある動物の姿を見ることができるのも魅力的。

自然史博物館の基本情報

スポット名 Luonnontieteellinen museo
住所 13 Pohjoinen Rautatiekatu, 00100 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅から徒歩9分。
営業時間 火〜金曜日 9:00〜16:00(木曜日は18:00まで)
土曜日 10:00〜17:00
日曜日 10:00〜16:00
(※6〜8月は10:00〜17:00(木曜日は18:00まで))
定休日 月曜日
クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 大人 15ユーロ
学生 7ユーロ
偶数月の第1金曜日 無料
サイトURL https://www.luomus.fi/fi/luonnontieteellinen-museo

ヘルシンキの美術館・博物館⑨スオメンリンナ博物館

スウェーデン支配下時代に、南海岸の防衛戦として戦争の舞台に使用されていたスオメンリンナ島。フィンランド戦争(第二次ロシア・スウェーデン戦争)やクリミア戦争など多くの歴史を経て残された要塞は、1991年にユネスコ世界遺産に登録されています。

スオメンリンナ島にある「スオメンリンナ博物館」では、スオメンリンナ島のこれまでの歴史を、模型や写真・シアターを通して学ぶことができます。

また、4つの島からなるスオメンリンナ島はそれぞれが橋で繋がっており、島全体が緑豊かな美しい公園としてヘルシンキ市民の憩いの場にもなっています。

冬はちょっと寒々しいのですが、それ以外の季節はとても気持ちのいい場所。フェリーに乗って、散歩がてら出かけてみてはいかがでしょうか。

スオメンリンナ博物館の基本情報

スポット名 Suomenlinna Museo
住所 C74 Suomenlinna, 00190 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅からは、徒歩2分の場所にある電停「Rautatieasema」から7番のトラムで4駅。「Hallituskatu」下車後、6分歩いてフェリー乗り場へ。19番のフェリーで15分。その後徒歩で7分。
営業時間 5〜9月 10:00〜18:00
10〜4月 10:30〜16:30
定休日 クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 大人 8ユーロ
学生 5ユーロ
18歳未満 4ユーロ
8歳未満 無料
サイトURL https://www.suomenlinna.fi/kavijalle/museot/

ヘルシンキの美術館・博物館⑩ヘルシンキ市立博物館

ヘルシンキ市立博物館」は、ヘルシンキのこれまでの様々な歴史や遺産を記録・維持することを目的とし、未来に伝えていくための博物館です。市民の日常生活や思い出などが展示されているのもここの博物館の面白さ。

小さな博物館ではあるものの、このような市民個人に焦点を当てた博物館は世界でも珍しいのではないでしょうか。元老院広場の隣にあり入館料は無料です。ヘルシンキ大聖堂など周辺の観光ついでに立ち寄ってみてください。

ヘルシンキ市立博物館の基本情報

スポット名 Helsingin kaupunginmuseo
住所 16 Aleksanterinkatu, 00170 Helsinki, Finland
アクセス ヘルシンキ中央駅から徒歩13分。
営業時間 月〜金曜日 11:00〜19:00
土・日曜日 11:00〜17:00
定休日 クリスマス・1月1日・メーデーなど
入館料 無料
サイトURL http://www.helsinginkaupunginmuseo.fi/

ヘルシンキの美術館・博物館はその建築にも注目しよう!

ヘルシンキの美術館と博物館は、展示を見る以外に建築にも注目してほしい場所ばかり。美術館や博物館以外にもユニークな建築物が多いヘルシンキは、スウェーデンやロシア時代の歴史的建造物が残る一方、フィンランドのモダニズム建築がうまく交差している場所です。

また、物価の高いヘルシンキ。美術館や博物館を巡るのにも高い入館料が必要です。今回の記事では無料で入館できる日や曜日も紹介していますので、日程が重なる方はうまく利用し、できるだけ多くのスポットに足を運んでみてくださいね!

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