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タイ国鉄の乗り方ガイド!チケット予約・購入方法や料金を簡単まとめ

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タイ国内を観光するなら、タイ国鉄(タイ国有鉄道・SRT)を乗りこなしたいところ。タイ国鉄はバンコクを中心に国内の主要都市を結ぶ、重要な鉄道です。

列車の種類(各駅停車、快速、特急など)や座席の等級も豊富!そんなタイ国鉄について、チケットの買い方・予約方法や列車の種類、料金などを簡潔にご紹介します。

タイ国鉄(タイ国有鉄道)の路線・種類

タイ国有鉄道(การรถไฟแห่งประเทศไทย)は、タイ国家が運営する鉄道路線の名称です。英名ではSRT(State Railway of Thailand)と呼ばれていますが、日本では「タイ国鉄」の名称で親しまれています。

日本の鉄道路線とは違い、高架鉄道BTSや地下鉄を除いたタイ国内の鉄道はすべてタイ国家が運営しています。タイ国鉄は、タイの首都バンコクからタイの主要都市を結ぶ鉄道で、地元民や観光客にとっても重要な路線です。

タイ・ベトナム観光にかかせないタイ国鉄。ここではまずは基本情報として、タイ国鉄の主要路線や列車の種類についてお届けします!

タイ国鉄の主要路線は4つ

バンコクからタイ国内を結ぶタイ国鉄には、4つの主要路線があります。

北線(NorthernLine)

クルンテープ駅(バンコク)とチェンマイ駅を結ぶ路線。1897年にクルンテープ駅からアユタヤ駅を結ぶ路線として開業。路線のバーンダーラー分岐駅とからサワンカローク駅を結ぶ支線を有します。

東北線(NortheasternLine)

クルンテープ駅(バンコク)とノーンカーイ駅を結ぶ路線。タノンチラ分岐駅とウボンラーチャターニー駅を結ぶ支線(ウボン線)、ケンコーイ分岐駅からブワヤイ駅を結ぶバイパス副線を有します。

東線(EasternLine)

クルンテープ駅(バンコク)とアランヤプラテート駅を結ぶ路線。チャチューンサオ駅とサッタヒープ駅を結ぶ支線を中心に合計5つの支線を有します。

南線(SouthernLine)

トンブリー駅(バンコク)とスンガイコーロック駅を結ぶ路線。パダン・ブサール駅からはマレーシア国鉄への乗り換えも可能。ノーンプラードゥック分岐駅とナムトック駅を結ぶ支線を含む計6つの視線を有します。

そのほかの路線

4つの主要路線のほか、タイ国鉄の路線には「メークローン線(MaeklongLine)」と「エアポート・レール・リンク(Airport Rail Link)」があります。

メークローン線は、ウォンウィアンヤイ駅(バンコク)とマハーチャイ駅を結ぶ路線、バーンレーム駅とメークローン駅を結ぶ2つの路線からなっています。

エアポート・レール・リンクは、スワンナプーム国際空港からバンコクの主要都市を結ぶ都市高速鉄道で2010年に開業しました。

タイ国鉄の列車の種類

バンコクからタイ国内を結ぶタイ国鉄には、計4種類の列車が運行しています。

  • 特急(Special Express):バンコクと地方都市を結ぶ、寝台車と食堂車を有する長距離列車。全車エアコン付きで、一部のディーゼル特急は食堂車がないため軽食が配布されます。
  • 急行(Express):バンコクと地方都市を結ぶ長距離列車で、特急以外の区間を担当。エアコン付き車両とエアコンなし車両があります。
  • 快速(Rapid):バンコクの主要駅に発着する長距離列車。遅延が多く観光客には不向きです。
  • 普通・各駅停車(ordinaly・Commuter):タイ国鉄のすべての駅に停まる普通列車。ほぼ全部の車両がエアコンなしです。

各駅停車の普通列車以外の車両は、乗車料金だけでなく特別料金がかかります。またタイミングが合えば、国の記念日など年に4回運行する蒸気機関車も見られます。

タイ国鉄(タイ国有鉄道)の座席・料金

首都バンコクから国内の観光スポットを巡るにも便利なタイ国鉄。計4種類の車両にはランク別の座席が存在しており、車両や座席によって乗車料金が異なります。

ここでは、タイ国鉄の主な座席の種類と乗車料金の目安についてご紹介します。

タイ国鉄の座席の種類

タイ国鉄には、列車によって座席の種類が異なります。また種類によっては、一部の座席しか設けていない列車もありますのでご注意ください。

  • 1等車1人もしくは2人用の寝台車。夜間運行の特急列車と急行列車の一部で利用可能です。座席ごとに区切られている個室タイプ。モニター液晶が付きの新型車両は、乗車料金に100バーツ(約350円)加算されます。※2021年3月現在のレートは、1バーツ=3.52円
  • 2等寝台車座席ごとに区切られていない開放型の寝台車。特急列車と急行列車、一部の快速列車で利用可能です。座席はエアコン付きとエアコンなしの2種類で、冷房付きの座席にはACコンセントが2口付いています。列車の種類や列車の型ごとに寝台の広さが異なっているのも特徴です。2等寝台車は2段ベッドタイプで、上段ベッドよりも下段ベッドの方が座席料金が高くなります。
  • 2等座席車ディーゼル特急列車・急行列車・快速列車に用いられる2人用の座席です。列車によってエアコン付きとエアコンなしの2種類の座席があり、特急列車では食事付きの座席が用意されています。就寝に適した座席ではありませんが、リクライニングタイプの座席なので座席を倒して仮眠をとることも可能です。
  • 3等車4人または6人掛けのボックスタイプの座席です。普通列車や快速のほとんどの座席に用いられていますが、一部急行列車でも利用可能です。日本のボックスタイプの車両と似ている座席ですが、座席の材質は革張りやプラスチック、中には木製の座席もあります。座席はほとんどが冷房なしのため、3等車の列車は窓を開放して運行しています。

タイ国鉄の乗車料金

タイ国鉄の乗車料金は「運行距離+列車の種類+座席の種類+追加料金」によって決められています。日本の鉄道のようにシンプルではないため、観光時に乗車料金を計算するのは難しく感じるかもしれません。

しかし、タイ国鉄の公式サイトを利用すれば簡単に乗車料金が計算可能です!タイ国鉄の公式サイトはタイ語もしくは英語表記のため、ウェブの日本語翻訳機能を使用するのがもおすすめです。

タイ国鉄の公式サイトから乗車料金を確認する方法は、以下の通りです。

タイ国鉄公式サイトの料金確認方法

  1. タイ国鉄公式サイト左上のメニュー「TIMETABLES」をプルダウンし「taimetable」をクリック
  2. 乗車駅と降車駅を指定すると対象となる列車の時刻表が表示される
  3. 各時刻表の左上に列車の種類が書いてあるので、乗車する列車と時刻を確認してクリック
  4. 各駅の到着予定時刻が表示されているページが開いたら、下の「PRICES」をクリック
  5. 座席の種類別に大人料金と子供料金が表示される

ちなみにPRICESの左隣にあるDETAILSをクリックすると、座席の写真を確認できます。ちなみに上記の方法でバンコクからアユタヤまでの乗車料金(大人)を調べてみると、以下の料金が表示されていました。

  • 普通列車(3等車)の乗車料金:15バーツ(約50円)
  • ディーゼル特急列車の乗車料金:エアコンつき2等車245バーツ(約860円)/エアコンなし3等車165バーツ(約580円)

※2021年3月現在の一部乗車料金です

タイ国鉄を利用してバンコクから地方へ観光したいという人は、公式サイトを利用して目安の時間と料金を調べておくと便利ですよ!

タイ国鉄(タイ国有鉄道)のチケットの買い方・予約方法

バンコクからタイ国内観光に便利なタイ国鉄を利用するなら、チケットの買い方および予約方法を覚えておきましょう。ここではタイ国鉄のチケットの買い方やオンライン予約の解説、タイ国鉄の乗り方などをお教えします。

タイ国鉄のチケットの買い方

タイ国鉄でのチケットの買い方は、タイ国鉄の駅窓口で直接購入する方法とは公式サイトから予約する方法の2種類です。

各駅停車などの座席指定のない普通路線やチケットの購入方法がわからない人は、タイ国鉄の駅窓口で直接購入することをおすすめします。

タイ国鉄のチケット売り場は、運行当日の販売窓口と予約販売窓口に分かれています。ちなみにタイ国鉄の駅内であればチケットを購入する乗車駅と同じ駅でなくても購入できます。

入国時に余裕があれば、ドンムアン空港やスワンナプーム国際空港に到着した際に明日の切符を買っておくという手もアリです。

タイ国鉄でチケットを買うには、各窓口に並び「列車に乗る日付(予約の場合)+出発駅と到着駅の名前+列車の種類」を話せば、時刻と座席について教えてくれます。

駅内は英語でのやり取りのため、事前に公式サイトで調べた列車と座席をメモまたは印刷しておくと便利です。

タイ国鉄のチケット予約方法

現地ではチケットを購入したことがないという人や、指定席のある列車に乗りたいという人は、タイ国鉄運営のオンライン予約サイト「e-TSRT」を利用した座席の予約がおすすめです。

予約できるのは北線・北東線・南線の3路線、特急や急行などの一部車両のみで、運行日の30~90日前に発売開始となります。販売日が異なるのは列車の乗車区間によるもので、長距離区間を乗車する場合は90日前からチケットが予約可能です。

タイ国鉄でチケットを予約する手順は、以下の通りです。

タイ国鉄「e-TSRT」でのチケット予約手順

  1. e-TSRTの右上「SignUp」から会員登録を行う(パスポート番号が必要)
  2. トップページから路線・発着駅・乗車日・大人子供または乗車人数を選択
  3. 該当する列車の一覧が表示されるため、発着時刻と列車の種類を確認して「SelectCoach」をクリック
  4. 列車の番号・座席の種類・エアコンの有無・価格・予約状況が表示されるので、希望の座席が決まったら「Available」をクリック
  5. パスポート番号と名前の入力欄を記入し「Manual Seat Selection(手動での席選択)」または「Automatic Seat Selection(席の自動選択)」をクリック
  6. 手動選択の場合はオレンジで表示されている空席から座席を指定し「Confirm Seat Selection」をクリック
  7. 支払い方法の選択画面でクレジットカードを選択し「Confirm Payment」をクリック
  8. クレジットカード支払い専用画面にカード情報を記入し「Submit」をクリック
  9. 画面に「Payment Confirmation」と表示されれば支払い完了のサイン
  10. 会員登録時のメールアドレスにチケットのPDFが届いたら、印刷して準備完了

手順で説明すると長くなりますが、簡単な英語表記ですので迷わず購入できます。ちなみにカードに加算される決済手数料は、予約した座席のグレードによって異なります。

また、オンライン予約したチケットは必ず印刷した形で持っていないと当日列車に乗車できません。乗車前日までには必ずチケットを印刷して準備しておいてくださいね!

タイ国鉄の乗り方と時刻表の見方

チケット購入が済んだら、あとはタイ国鉄の各駅から列車に乗るだけです!タイ国鉄の乗り方は日本の電車とは少々違いがありますので、事前に覚えておくと安心です。

タイ国鉄の列車の乗り方

  1. 駅の掲示板を見て、チケット記載の列車番号から列車のホーム番号を探す
  2. 該当するホーム番号まで移動(タイ国鉄は改札なし)
  3. ホームに列車が到着したら、列車の番号と行き先を確認
  4. 車掌にチケットを見せ、チケットに記載されている座席へと移動
  5. 駅名や到着時間を確認しながら到着駅へ降りる準備をし、目的の駅で降車

タイ国鉄では駅名のアナウンスがなく、場合によってはホーム手前の線路で降りることもあります。近距離の場合は乗り過ごす恐れもありますので、駅名をしっかり確認しておくことが大事です。

また3等席の自由席に乗った場合、途中の駅で突然車両の切り離しに合うこともあります。旅行初心者の人はなるべく3等車での移動は避けるべきでしょう。

タイ国鉄の時刻表

タイ国鉄の時刻表は、駅内のインフォメーションまたはタイ国鉄公式サイトで見られます。公式サイトの「Timetable Schedule Download」では各路線の時刻表がすべて印刷できるので、あらかじめ用意しておくと便利です。

ちなみに縦の欄が列車の番号、横の欄は各停車駅と到着時刻を表しています。時刻表内の駅名が空白になっている部分は、列車が駅に停車しないという意味です。

タイ国鉄以外の主な交通手段については、別記事「タイ・バンコクの交通事情・乗り方まとめ!タクシー・電車・バス・レンタカーなど」で、詳しくご紹介します!

タイ国鉄(タイ国有鉄道)の乗り方まとめ

タイの首都バンコクとタイ国内を結ぶタイ国鉄(タイ国有鉄道)は、チケットの買い方や乗り方さえ覚えてしまえば観光客でも快適に利用できます。

ローカルな景色を堪能しながらゆっくり旅行するのも良し、快適な寝台列車で長距離旅行を楽しんでも良しと、さまざまなタイ観光の遊び方ができる移動手段です。

ちなみに、タイ国鉄では列車の通過待ちなどで遅延も発生し、時刻表通りに到着しない恐れもあります。遅延も含めて旅の思い出と感じられる人は、ぜひタイ国鉄を利用してみてくださいね!

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