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監獄不可能!アルカトラズ島の人気の秘密と魅力を徹底分析

観光
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サンフランシスコの人気観光スポットにして、その昔「世界で最も脱獄の難しい刑務所」といわれたアルカトラズ島。

島から見えるサンフランシスコの美しさと、刑務所の不気味さとのコントラストが訪れた人々を魅了します。世界中から観光客が押し寄せ、予約が1ヶ月先までとれないことも。その人気の秘密を紐解いていきましょう!

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アルカトラズ島って?

それではまず、アルカトラズ島の概要と歴史などを簡単に紹介していきます。

アルカトラズ島の概要

サンフランシスコから2.4kmの海に浮かぶ、面積0.076km2の小島。1963年までの29年間、連邦刑務所として使用されていたことで有名です。

島の周りの潮流が冷たく速く、その脱獄の難しさから「ザ・ロック」、「監獄島」などと呼ばれていました。ギャングのボスとして悪名高いアル・カポネやマシンガン・ケリーが投獄されていました。

現在はアメリカ合衆国国立公園局が運営するゴールデンゲート国立レクリエーション地域の歴史地区として指定され、年間100万人以上が訪れるサンフランシスコ随一の観光スポットとなっています。

どんな刑務所だったの?

独房(英語でセル)を備えていることから、アルカトラズ島の刑務所は「セルハウス」と呼ばれます。1909〜1912年に囚人によって建造されました。

約400の独房には平均して260名の囚人が収監されており、囚人は月に1度の面会を許されていましたが、物理的な接触や刑務所内のできごとについてなどの会話をすることは認められていませんでした。また、島には刑務官やその家族といった民間人も300名ほど暮らしていました。

脱獄した人はいるの?

脱獄を図った囚人は36名。そのほとんどは射殺や再逮捕、また海峡で溺死していますが、中には見つからなかった囚人もいます。

モリスとアングリン兄弟は独房の壁にスプーンで穴を掘り脱獄し、その後発見されていません。溺死したと言われていますが、真実を知る者はいません。この話を元に映画化されたのが「アルカトラズ島の脱出」です。

実は海鳥の生息地としても有名です

不気味なイメージが強いアルカトラズ島ですが、実はカモメなど海鳥の貴重な生息地です。島の建物や草木の生えた庭園には、巣を作っているカリフォルニアカモメ、ウミバト、ゴイサギ、ユキコサギなどが見つかります。営巣期には鳥の繁殖を守るため、島の約1/3が立ち入り禁止になります。

アルカトラズ島に捕まっていた有名ギャングは…?

「スカーフェイス」アル・アポネ

顔に傷があったことで「スカーフェイス」との異名で知られているアル・アポネもアルカトラズに収監されていました。酒の密売を主ななりわいとして、逆らうものは次々と抹殺していたという恐ろしいギャングです。

年収が現在の価値で78億円にもなり人生の絶頂だった1930年、脱税の容疑で逮捕。9年の刑期を過ごし、その間アルカトラズに収監されていました。1939年に釈放。1947年、マイアミのパームアイランド島の自宅で、48歳の若さにして亡くなりました。

ジョージ・「マシンガン・ケリー」

「マシンガン・ケリー」ことジョージ・ケリーもアルカトラズに収監されていました。密造酒の販売、殺人や誘拐などを繰り返した凶悪犯罪者です。

逮捕される際、FBIである政府の役人(ガバメント・マン)に対し「撃つなGメン(Don’t Shoot G-Men!)」と言い放ったことで有名。日本でも使うGメンという言葉を初めて言った人物と言われています。

「バードマン」ロバート・フランクリン・ストラウド

18歳で殺人を犯し、収監された刑務所で看守を刺殺して終身刑を宣告されたロバート・フランクリン・ストラウド。彼は「バードマン」の異名で知られています。

異名の由来は服役中に鳥類とその病気についての研究で国際的な権威となったこと。カンザス州レブンワース刑務所での収監時、運動場で傷ついた小鳥を見つけたことがきっかけでカナリアに興味を持ち、独房の隣の工場でカナリアを飼育していました。

その結果、カナリアの病気に関する2冊の著作を発表し、カナリアの生体の解明・病気の治療に大きく貢献したというから驚きです。ちなみにその後アルカトラズに移送。アルカトラズでは、規則により小鳥の飼育はできなかったということです。

アルカトラズ島を徹底解剖!

島内はオーディオガイドを聞いて回ったり、パンフレットを見ながら自由に見たりすることができます。

所要時間はだいたい3時間前後。日本語のオーディオガイドが用意されているのが嬉しいポイントです。こちらではみどころをご紹介していきます。

アルカトラズ島みどころ1:灯台

1849年のゴールドラッシュに伴い、数多くの船がサンフランシスコへ向かい、船の安全航海のため、1852年ごろアルカトラズ島に灯台が建てられました。

現在ある灯台は、1909年に再び建てられたもので、現在もアメリカ沿岸警備隊が使用しています。

アルカトラズ島みどころ2:独房

ベッド、トイレ、洗面台がついた幅約1.5m×奥行き約2mの独房です。普通の囚人の独房が336室、凶悪犯罪者を収監するための独房が42室ありました。

アルカトラズ島みどころ3:食堂

食堂は、一日3回の食事の度に収監されている囚人が一堂に会する場所。危険な場所とされ、天井には催涙ガス噴射装置が設置され、ライフルを持った看守が見回っていたといいます。

アルカトラズ島みどころ4:シャワー室

囚人たちが使ったシャワールームです。今ではオーディオガイドを配られる場所として使われています。

アルカトラズ島みどころ5:ギフトショップ

アルカトラズの囚人が使っていた実物のレプリカであるコップやトレー、スプーンや、有名な囚人をモチーフにしたカードやマグカップなどが売られています。ここでしか買えないものも多いので、サンフランシスコのお土産はここで探してみてはいかがでしょうか。

サンフランシスコのお土産については「サンフランシスコで買いたいお土産12選!雑貨・グルメなど喜ばれること間違いなし!」で紹介しています!

アルカトラズ島が舞台になっている映画やドラマをチェック!

アルカトラズ島は映画やドラマの舞台としても数多く登場しています。訪れる前にぜひ予習してみましょう♪

アルカトラズ島からの脱出

1979年制作、クリント・イーストウッド主演のサスペンス映画。アルカトラズ島からの脱走に挑戦した脱獄犯、モリスとアングリン兄弟をモチーフにしています。

ザ・ロック

1996年、マイケル・ベイ監督によるアクション映画。ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー主演。アルカトラズ島で、観光客を人質に島を占拠したテロリスト達に立ち向かう特殊部隊の男たちの勇姿を描いた作品です。

フルハウス

「フラーハウス」として、2016年に復活を遂げた人気ドラマの「フルハウス」。作品の中には登場しませんが、初期シーズンのオープニンニグは、ダニーとDJ、ステファニーがフィッシャーマンズパークで釣りを楽しんでいる後ろにアルカトラズ島が登場しています。

サンフランシスコを舞台にしたドラマだけあって、観光名所が多々出てきて、サンフランシスコを訪れたことがある人にはおすすめの作品です。ぜひ探してみてください!

おすすめのアルカトラズ島1日ツアーを利用しよう!

サンフランシスコでも有数の観光地ということもあり、シーズン中は平日でもチケットが完売になってしまいます。1ヶ月後まで予約がいっぱいなんてことも…

せっかく行ったのに魅力たっぷりなアルカトラズ島に行けないなんてことにならないために、一日ツアーを利用しましょう!サンフランシスコ市街の観光名所に加えアルカトラズ島へも行けるツアーが催行されています。

ツアー モデルコース紹介

  • 8:00 ホテルにてピックアップ
  • 午前中にサンフランシスコ市内観光
  • 昼食
  • 昼食後アルカトラズ島へ
  • 17:00 ホテルへお送り

その他のアクセス方法

アルカトラズ島までは基本的に、ツアーでしかアクセスできません。ツアーといっても現地では自由行動で、往復のフェリーチケットとオーディオガイドからなるツアーです。

出発はフィッシャーマンズ・ワーフのピア33から。フェリーに乗り15分程で島へ渡ることができます。行きの時間は決まっていますが、帰りはどの船に乗って帰っても大丈夫です。アルカトラズ島ツアーの公式サイトから予約することができます。(英語)www.alcatrazcruises.com

ナイトツアーに参加してみよう!

WEBサイトから予約できるツアーでは、島から見えるサンフランシスコの夜景が美しく、監獄がより不気味な雰囲気になるというナイトツアーが人気です。こちらはとても人気のため1ヶ月前には予約しておくのがおすすめ。

料金は、朝・昼のツアーであれば大人37.25ドル(3,980円位)、子ども(2歳〜5歳)23ドル(2,460円位)。ナイトツアーが大人44.25ドル(4,700円位)、子ども(2歳〜5歳)26.5ドル(2,830円位)となっています。※情報は執筆時点のものです。

サンフランシスコの夜景については「サンフランシスコ夜景スポット決定版!おすすめ8選を徹底紹介」でチェックを!

アルカトラズ島へ行くときの服装は?

到着後、港から刑務所棟までは、高低差のある曲がりくねった道をしばらく登る必要があるので、歩きやすいスニーカーで行きましょう。ヒールやサンダルなど、歩きにくい靴はNGです。

また、サンフランシスコは夏でも想像以上に寒いです。その上海に浮かぶアルカトラズ島ですから、風がとても冷たく感じられます。夏でも長そでの用意を忘れずに。

サンフランシスコの天候については「【必須】サンフランシスコの天気や気温と服装情報をご紹介!」で詳しく解説しています。

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「監獄島」アルカトラズ島のまとめ

サンフランシスコ屈指の人気スポット「アルカトラズ島」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。島に着くと、建物は海風により朽ち果てており、施設内では当時の囚人たちの暮らしがなまなましく感じられて圧倒されます。

彼らが凶悪犯だったことは許されることはないと思いつつ、伝説的な悪党や今も語り継がれる脱獄劇にどこかロマンを感じてしまうのは私だけでしょうか。島からサンフランシスコの街並みを眺めながら、当時の囚人たちの暮らしに想いをはせてみるのも良いかもしれません。

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Tact
WRITER Tact
カメラマン兼ライター、時々バックパッカー。 アルゼンチンのパタゴニア地方に魅了され続けています。 旅行が好きでよく東南アジアに弾丸旅行に行きます。最近はヨーロッパにも徐々に詳しくなってきました。みなさんが旅に出たくなるようなおもしろい情報をご紹介していきたいと思います。

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