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上海から一番近い水郷の街・朱家角の行き方&楽しみ方を徹底解説!

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上海から一番近い水郷(川のほとりの街)、朱家角は、上海ローカルのみならず、観光客にも大人気のスポットです。明清時代の建物がそのまま残る街並みと、大小様々な運河が縦横無尽に走る姿は日本とは全く違うのに、どこか懐かしくいつまでも眺めていたくなる景色が広がります。古い街にも関わらず、最近は音楽やアート好きな若者にも愛され、オシャレなショップやカフェも多く店を構えるようになりました。そんな古くて新しい運河の街・朱家角への行き方や楽しみ方を徹底的にご紹介します。ぜひ参考になさって下さい。

水郷の街・朱家角とは?

朱家角は日本語読みでは「しゅかかく」、現地読みでは「ジュージャージャオ」と言います。上海郊外の江南地域一帯はもともと湿地帯で、古くから水路の要として栄えてきました。そのような川や運河に寄り添う街を水郷と呼びますが、中国には4大水郷といわれる「朱家角」「周荘」「西塘」「烏鎮」のそれぞれの街が存在します。その中でも朱家角は上海から最も近いこともあって、特に有名で人気を集めています。

三国時代にはすでに存在していたという朱家角。運河が行き交う水郷散策はもちろんのこと、最近は音楽やアートが好きな地元のオシャレな子たちが集まる人気の場所へとその姿を変えました。グルっと一周するだけなら1時間足らずで回れてしまう小さな街には、寺院や展示館、史跡などの見どころスポットだけではなく、オシャレなカフェやレストランも立ち並び、1日かけてゆったり・のんびりと過ごすことができちゃうんですね。

上海市内から朱家角までは西に車を走らせて約1時間。上海観光のついでの日帰りでも気軽に寄れるので、ぜひ訪れて欲しいですね。

上海から朱家角へのアクセス方法

上海近郊の人気スポットだけあって、上海市内から朱家角へは様々な方法でアクセス可能です。それぞれの行き方を簡単に見てみましょう。

バスを使って朱家角へ行く方法

路線バスを使って朱家角へ行く一番簡単な方法は、「普安路」という通りにあるバス停からバスに乗車する方法です。地下鉄大世界駅の3番出口を出て西側、普安路に向かい、延安中路のT字路に目的のバス停があります。そこから「沪朱高速専線」という高速バスで約1時間。このバスの終点が朱家角のため、降りる場所を心配する必要もありません。料金は片道12元です。

何よりもその圧倒的な値段の安さが魅力のバスですが、硬いプラスチックのシートと、中国らしい(?)荒い運転のおかげで、お世辞にも快適な道中とはならないかもしれません。おまけに乗車する人も多く、ほとんどの人が朱家角を目指すため、そもそも座席に座れずに1時間立ちっぱなし、ということも覚悟する必要があります。まあ、すぐに次のバスが来るので、満席の場合は次を待てば良いのですが。

他にも上海体育館近くのバスターミナルから出ている直通バスを使う方法もあります。ただし、こちらは事前予約が必要で、ある程度の中国語が必要になりますので、観光で訪れている人にはちょっとハードルが高いかもしれません。また、上海市内は渋滞する時間帯もあるので、バスを使う時にはある程度時間には余裕をもって行動したほうが無難でしょうね。

タクシーを使って朱家角へ行く方法

バスだけではなく、タクシーを使って向かう方法もお手軽です。料金は高速代込みで片道約200元と、バスよりはさすがにちょっと割高ですが、やっぱりその分楽チンです。もうちょっと費用を節約したい、という人はまず地下鉄2号線で終点まで向かい、そこからタクシーを使うこともできます。それだと約100元で行けますよ。

上海のタクシー会社は最近は淘汰が進み、大分安心して乗れるようになってきました。ただし、それでもやはり大手のタクシー会社をなるべく利用する、メーターが上がっているかきちんと確認する、お金の受け渡しの時に偽札を掴まされないように注意する、万一のときのためにレシートはちゃんと取っておく、などの用心は必要になります。

また、バスと同じく運転手によってはひどく乱暴な運転をすることもあるので、乗り物酔いしやすい人は気をつけたほうが良いかもしれませんね。朱家角は有名な観光地なので、ガイドブックやアプリで「朱家角」という表示を見せれば、黙って連れて行ってくれます。

地下鉄を使って朱家角へ行く方法

今回紹介する中で、一番オススメなのがこの地下鉄を使う方法です。実は、昨年の12月末に地下鉄17号線が開通し、朱家角までグッと楽に行けるようになりました。渋滞に巻き込まれる心配もなく、料金もお手軽な地下鉄は上海観光には欠かせない存在です。

まずは上海市内から地下鉄2号線に乗り込み、虹橋火車駅から17号線に乗り換えます。終点の一つ手前、その名も「朱家角駅」を降りたら1号出口を出て北(玉渓路)に向かいます。所々に案内が出ているので、その通りに進めば10分ちょっとで到着です。さすが上海、どんどんと便利になっていますね。

上海の地下鉄の乗り方は日本とほとんど変わりません。券売機の漢字表記は日本のものと少し違いますが、何となく理解できるはずです。やはりこの辺は他の国に行くのとはちょっと便利さですよね。

朱家角の街並み紹介

朱家角は周囲約4.7km²という小さな街ですが、地理と特徴別に4つのエリアに分類できます。自分の目的や観光スポットに合わせて、ある程度地区を理解しておくと便利ですよ。

北大街エリア

朱家角の中心に位置するのが北大街エリアです。食堂やお土産屋さんが並ぶので、買い物や食事をするのに便利。まずはここを中心として、それぞれのエリアに向かうのも分かりやすいかもしれませんね。

ツアーなどで時間が無いという方は、この北大街エリアを軽く回るだけでも古い水郷の街の様子や雰囲気を楽しむことができますよ。

街歩きの途中には、ぜひ屋台で朱家角名物のチマキを味わって下さい。他にも笹の葉で包んだ豚の角煮や、台湾グルメとしても有名な「臭豆腐」もオススメです。ここの臭豆腐は揚げられているので、臭いもそんなにキツくなく、日本人でも食べやすいですよ。

漕河街エリア

北大街の南西側にあるのが漕河街エリアです。ここには「城隍廟」や「大清郵便局」などの史跡だけではなく、若いオーナーが経営するショップが集まっていて、歴史ある街並みと現代風の感性が混じり合う、朱家角一のオシャレスポットです。

運河を挟んだ路地に色々なショップが並んでいるので、古い町並みを歩きながら、自分のお気に入りのお店を見つけるのも上海っ子の楽しみになっているんですよ。小さな路地にアーティスティックな光景やセンスの良い雑貨屋さんなどが並ぶのは、ちょっと上海の「田子坊」っぽいかもしれませんね。自分へのお土産探しにももってこいのエリアです。

西井街エリア

西井街エリアは朱家角の北側に位置します。西ではないのでご注意を。朱家角のシンボル「放生橋」より北側にあたるこのエリアは、朱家角の中でも知る人ぞ知るスポット。観光客はあまり足を向けないのですが、実は庭園や古民家をリノベーションしたステキなゲストハウスやバーなどが点在し、ゆっくりと時間を過ごすには最適な空間になっています。

せっかくの朱家角なんだから、日帰りではもったいない!という人はぜひこのエリアのゲストハウスを利用して下さい。賑やかな昼間とは打って変わった、ライトアップに照らされた朱家角の街並みと、運河に移る灯りの様子は息を呑む美しさですよ。

東湖街エリア

漕河街に沿う運河の反対側の路地がこの東湖街エリアです。ここは朱家角の中でも最もローカル色の強いエリアですね。店の数こそ少ないものの、その分中には個性的なショップもあり、そうした店を探しながらブラブラするのも朱家角通の楽しみ方と言えそうです。

地元の人の生活も垣間見えるので、騒がしいエリアを離れて、この辺りをゆっくり散策するにもきっと楽しいと思います。

朱家角の見どころスポットとオススメの楽しみ方

朱家角は早足で歩くと、端から端まで30分ほどで行けてしまうほどの小さな街ですが、その中には様々な楽しみがギュッと詰まっています。その中でも特にオススメのポイントをいくつかご紹介します。早足で駆け抜けるにはあまりにももったいない!ぜひゆっくりと朱家角をお楽しみ下さい。

遊覧船で街巡り

 

朱家角を訪れたなら絶対に試してほしいのが、遊覧船に乗船しての運河巡りです。30分コースと60分コースがありますが、時間に余裕があればぜひ60分コースでゆったりと街巡りを楽しんでほしいですね。

遊覧船の乗り場は合わせて4つ。課植園の入り口前にある「課植園乗り場」、朱家角の中央にかかる放生橋のたもとにある「放生橋乗り場」、圓津禅院の境内を出て裏側にまわったところにある「圓津禅院乗り場」、城隍廟入り口の向かいにある城隍廟橋のたもとにある「城隍廟乗り場」です。

船は6人乗りで、一艘貸し切りになります。運河をゆっくり進む船で朱家角の街並みを眺めていると、まるでタイムスリップしたような気持ちになれますよ。上海のベニスとも呼ばれる朱家角の運河をロマンチックに楽しめる遊覧船、絶対にお忘れなく!

放生橋

朱家角のシンボル、それが放生橋です。明の時代に架けられたと言いますから、歴史ある橋ですが、現在の姿は清の時代に修復されたもの。それでもずいぶんと長い時間を経ているんですね。

昔はこの橋の下ので魚捕りが禁止されていて、放流のみが許されていたというのがこの橋の名前の由来です。中国の悠久の時代の流れを感じながら橋を渡った後は、ぜひその姿を引きのショットで写真に収めて下さい。橋のたもとにはオシャレなカフェもあるので、そこから眺めたり写真を撮るのもオススメです。

橋のたもとでは金魚が売られています。これ何用?実は、橋の名前の由来にひっかけて、橋から金魚を放つ(?)んですね。そうすることによって功徳を積むことができるとか、金運が良くなると言われているそうです。あなたもやってみますか?

城隍廟

漕河街エリアにある城隍廟は1763年に建設された道教寺院です。仏教徒はまた違った文化や習慣を持つ道教の教えや考え方にアート的な側面から触れることができます。

1986年には青浦区の文化財とも保護されている城隍廟。流れてきた時間と歴史の重みを感じさせる建物だけではなく、内部の細かなところにまで独特の宗教文化を感じることができます。

大清郵便局

大清郵便局は1903年に設立された郵便局で、上海にあった13の郵便局の一つ。現在は中国の郵便の歴史を紹介する博物館になっています。

レトロな赤レンガと重厚な建物は強烈な存在感を放っていますが、近代化が進んだ上海の時代の変化を、郵便という側面から残す貴重な史跡の一つ。歴史的な切っても展示されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

朱家角の密かな楽しみ・犬猫ウォッチング

時代を感じさせる朱家角ですが、もちろんただの史跡の集まりではなく、今も人々が生活を営む日常の空間でもあります。そんな朱家角の街並みに華を添えいるのが、現地の人たちが飼っている犬や猫なんです。

地元の人に言わせると、朱家角の人は大抵犬か猫を飼っているそうで、しかもノビノビと育てられているせいか、私たち観光客にもなついてくれるんですよね。そんなワンちゃんやニャンコちゃんたちに触れ合うのも朱家角を訪れる楽しみのひとつなんです。

歴史的な建物をバックにカワイイ犬猫をシャッターに収めることができれば、自分だけの大切な旅の思い出を増やすことができちゃいますよ。

自分だけじゃ不安!そんなあなたにオススメの朱家角ツアー

自分なりの色々な楽しみ方が味わえるのが朱家角観光の良いところですが、日本語だけしか話せなくて不安!という方には、現地のオプショナルツアーを利用するのも一つの方法です。

ツアーと言っても、お上りさんのようにガイドに引き連れられてズラズラと歩いて回る…というのではなく、ホテルから朱家角まで送迎してもらった後はフリープラン、もちろん現地ガイドは日本語で対応してくれるので安心です。

上海から近いので、朝出発してお昼まで朱家角で過ごすという半日プランでも十分に朱家角を満喫することができます。料金は送迎代と遊覧船代金込みで大人一人9800円(二名申込時)とリーズナブル。詳細は以下のリンク先を参照してください。

 

朱家角を訪れる際の注意点

チケットについて

朱家角入り口にはチケット売り場があり、水郷内の史跡や展示館などに入場するのに必要なチケットを購入することができます。チケットには幾つか種類があり、それぞれ入られる施設が異なります。

しかし、実は水郷へ入るだけなら無料なので、無理してチケットをそこで購入する必要はありません。チケットを買ったからには全部回りきらなくては!と必死になるのではなく、水郷内をゆったり・のんびりと過ごして下さい。もし途中で気になる施設があって入場料が必要なら、その時にチケットを購入すればいいわけですからね。

英語について

上海市内だとそれなりに英語も通じますが、朱家角は郊外にあるため、英語があまり通用しません。中国語もかなり訛りがキツイため、英語も中国語も全くダメ!方向音痴で迷ってしまう!というような人は、上で紹介したような日本語ガイド付きのツアーを利用するほうが安心かもしれません。

朱家角の行き方&楽しみ方まとめ

いかがでしたか?上海から一番近い水郷・朱家角への行き方や楽しみ方をまとめてみました。

実際に朱家角を訪れてみると、想像以上の景色が広がっていてビックリした!という反応を示す人がほとんどです。観光目的ではなく、ただノンビリと過ごすためだけに訪れる人も多いんですよ。それだけ街自体に魅力が溢れているんでしょうね。

中国と上海の歴史を体で感じながら、オシャレなお店も多くて「今」の上海郊外の観光をリードする水郷の街・朱家角。ぜひ一度訪れてみて、あなたも水郷の魅力にどっぷり浸かって下さい!

dctyk
WRITER dctyk
夫婦で日本と海外を行き来しているライター。美味しいもの,特にお酒が大好き。その土地の美味しい食事と美味しいお酒を求めて,今日もどこかをウロウロしています。 旅行が好きでよく東南アジアに弾丸旅行に行きます。最近はヨーロッパにも徐々に詳しくなってきました。みなさんが旅に出たくなるようなおもしろい情報をご紹介していきたいと思います。

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