おすすめのペルー料理10選!堪能できるレストランも合わせてご紹介!
海外旅行中の楽しみといえば、その土地ならではの料理を堪能することではないでしょうか。海外旅行中の食事の回数は限られますので、できるならハズレのない美味しい料理を堪能したいですよね。とは言え、ご当地料理も食べたいというよう…
ペルーの観光名所では、マチュピチュ遺跡に並ぶ人気スポットの世界遺産は「ナスカの地上絵」でしょう!
遥か古代に描かれたといわれている巨大な地上絵は、解明されていない多くの謎が残り、人々を魅了し続けています。この記事では、神秘的で何とも不思議な「ナスカの地上絵」を観光する際に役立つ情報をご紹介!ナスカの地上絵が描かれた理由や、その種類、見どころについてまとめました!
さらに行き方や観光のベストシーズンもご紹介するので、家族旅行やカップル、女子旅でペルーを訪れる際は、是非参考にしてみて下さい。
この記事の目次
世界遺産の「ナスカの地上絵」は、ペルー共和国の乾燥地帯に描かれた地上絵で、古代ミステリーの1つといわれています。この地上絵はペルーのどこにあって、いつ頃に描かれたのか?気になりますよね。
さらに大きさについても、現在解明されていることについて以下にご紹介したいと思います。
「ナスカの地上絵」があるのは、南米・ペルー共和国のナスカ川とインヘニオ川に囲まれた一帯。乾燥した盆地状の高原となっていて、その地表面に幾何学図形や動植物などを模した地上絵が描かれています。
大きさは地上絵の種類によって異なりますが、およそ50~100メートルほど。中でも最も大きなペリカンは、全長なんと285メートル!圧倒的なサイズで大地に広がります。
現在での定説では、発掘されたナスカ文化時代の土器などに地上絵と同じような動物などのデザインがされていたことから、ナスカ文化時代の人々が描いたといわれています。
「ナスカの地上絵」は、1939年6月22日に考古学者のポール・コソック博士によって植物が描かれた地上絵が発見されました。
しかし、描かれたのは今からおよそ1400~2200年も前のナスカ文化時代だとされています。
その後、ドイツの数学者であるマリア・ライヒェを中心としたチームが、地上絵の研究と保護活動を行うようになり、さまざまな謎が解明されていきました。
ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」は、雨露に濡れ、太陽に照らされることを繰り返すことによって酸化した暗赤褐色の岩が多く転がる乾燥した地面の上に描がかれています。
その方法は、暗赤褐色の岩を幅1~2メートル、深さ20~30メートルまで取り除き、白い大地を露出させます。さらにどのように描いたか、そしてなぜ消えないのかなども解明され、次のようなことが分かりました。
巨大な「ナスカの地上絵」は、拡大法によって描き上げたといわれています。拡大法とは、まずは原画を描き、デザインの中心点に杭を打ち、さらにもう1本の木の棒に紐を結んでぴんと張り拡大して描いていく方法。
しかしこの方法で描くには高度上空からでないと不可能といわれていたのですが、地上絵の端にあった杭や地上絵の縮図が発見されたことによって、拡大法によって描かれたという説が有力となりました。
およそ2000年以上も前に描かれた「ナスカの地上絵」が、現代まで消えずに残っているのは不思議ですよね?
なぜ消えないのかというと、それには乾燥地帯ならではの気候が理由のひとつに挙がります。ペルーのナスカの地上絵一帯の地域は、年間雨量が5ミリ程度。乾燥しているため、雨風の影響が少ないことで現在まで自然の大地にそのままの状態で保存されているのです。
さらに付近一帯の中でも、ナスカ文化時代の人々は消えにくい場所を選んで描いていたということもその後の分析によって判明しました。
古代の人々の知恵と労力のおかげで、わたしたちも素晴らしい地上絵を観ることができているかと思うと、当時の人々の思いや歴史をより強く感じますよね。
なぜこんなにも巨大で、遥か古代から現在に至るまで鮮明にデザインが残っているのかなど、未だ謎が多い「ナスカの地上絵」。一体、何のためにこんなに大きな地上絵をたくさん描いたのか不思議に思いますよね!
ここからは、「ナスカの地上絵」が描かれた理由とされている5つの説をご紹介します。
まず、「ナスカの地上絵」の直線は、太陽や星の動きを表したものだというカレンダー説が有力。
夏至や冬至、乾季や雨季などの季節にまつわる指標も直線によって表されているようで、農業が主流だった当時には重要な目安になるものだったようです。
ペルーのナスカ文化では死者は太陽に帰ると言い伝えられています。そのことから、死者へのメッセージを送る意味で、地上絵を描いた説も有力。
また、葬儀の際に無事に太陽まで死者を送り届けられるようにとの死者への願いも込められていたのかもしれません。
当時のナスカでは、位の高い管理職に就ける人を「ナスカの地上絵」を使ってテストしていたという説があります。これは、地上絵の線上を歩かせて絵を言い当てるという、言わばIQテストのようなもの。
高度なデザインを正確に答えることができた人には、より地位の高い管理職を与えられたといわれています。
「ナスカの地上絵」が描かれているペルーは雨がめったに降らない乾燥地帯なので、雨乞いのために描かれたともいわれています。
たくさんの地上絵の中でも、クモは雨を象徴するものとされていたため、人や動物が生きていくにも農業を成り立たせるためにも雨が必要だったのでしょう。
「ナスカの地上絵」が描かれた当時は飛行機もなく、今のように航空技術がまだ発展していなかった時代。
鳥瞰図のように全体を目視できないにもかかわらずこのような巨大な地上絵を完成させたことは謎が多く、宇宙人によって描かれたという説も根強く言い伝えられています。
宇宙人説が最もロマンチックですよね。
「ナスカの地上絵」の種類は数多く、今までに発見されたものでおよそ70種類ほどに及んでいます。幾何学図形や動植物などをモチーフにしたデザインの地上絵が多く、以下のようなものが発見されています。
このほかにも、直線などの単純な模様のものを含めると全部でおよそ1万種類にも達するのです!
ここからは、たくさんの地上絵の種類の中から観光客にも人気ものをご紹介したいと思います。
「ナスカの地上絵」といえばこのハチドリが有名ですよね!この地上絵は全長96メートルと比較的大きめ。
他の地上絵も同様、上空からでないと全貌がはっきり分からないほどの大きなものが人の手によって描かれているなんて神秘的で興味深いですよね。
こちらもハチドリと同じく「ナスカの地上絵」の代表ともいえる有名な、サルの地上絵。しっぽが渦巻きになっているのが特徴的です。
全長は55メートルと小さい部類に入ります。動物など身近なものがモチーフになっていたのですね。
ペリカンの全長は285メートルと「ナスカの地上絵」の中でも最大級の大きさ!
ペリカンといわれていますが、あまりペリカン的な要素は少ない…?もしかするとフラミンゴやサギなどの鳥類を描いたものかもしれないとのことです。
描かれている線の幅も太く、一番太いところではおよそ60センチメートル!これほど巨大な地上絵を描ける技術が古代にあったということが本当にすごいことです。
ナスカの地上絵を実際に見たくなってきましたか?ここからは、巨大な「ナスカの地上絵」を現地でどのようにして見ることができるのかご紹介しましょう!空からが最もわかりやすいですが、地上からもお楽しみいただけます。
最もわかりやすく「ナスカの地上絵」全体を目視するためには、セスナ機に乗って上空から見る方法があります。セスナに乗るには、リマ市内の「ナスカ」「ピスコ」「イカ」といった空港から運航しているセスナを利用しましょう!
「ミラドール」いう階段を上った先にあるやぐらのような場所からもナスカの地上絵を見ることができます!高さは約20メートルほどの、5階建て程度。
こちらから見える地上絵は、「木」と「手」です。ゆっくりと地上絵を見たいという方におすすめ。
「ナチュラル・ミラドール」という小高い丘にある展望台からもナスカの地上絵を見ることができます。広大な自然の中で地平線まで続く景色と共に地上絵を眺めたい方におすすめです。
特に夕日が沈むサンセットの時間帯は、あたりが真っ赤に染まる絶景が楽しめます!展望台への入場は無料。
ここからは、「ナスカの地上絵」までの行き方について解説します!自力で観光する方法、ツアーに参加する方法、それぞれの詳細をご紹介するので、実際に訪れる方は是非参考にしてみてくださいね。
「ナスカの地上絵」へ自力でアクセスする場合、現在はリマ市内からバスに乗って行くのが一般的な移動手段になっています。
【セスナ機で上空から観光】
【地上から観光】
セスナ機に乗らないという方は、ナスカからクスコへ向かうバスで行くことができます。その場合、およそ14時間という長旅になる覚悟をしておきましょう。
ペルーの行き方について詳しく知りたい方はこちら▶「《出発準備》ペルーの行き方と時差について徹底解説! 」
「ナスカの地上絵」へ行くには、オプショナルツアーに参加する方法もあります。ほとんどのツアーは、宿泊先から現地まの送迎サービスが付いているので、初めて訪れるという方にも安心!
ツアーには、「ナスカの地上絵」だけを訪れるプランや、周辺の観光スポットとの周遊ツアーも催行。料金の相場は30,000円~となっています。
「ナスカの地上絵」を訪れるならベストシーズンは10~4月。気温は18℃~22℃と過ごしやすい季節です。
ペルーは季節が真逆の南半球。北半球が夏である6~9月頃は冬のため朝晩は冷え込み、くもりの日も多くなります。ですが、ナスカの地上絵は年間通して観光が可能です。
天候の心配はあまり必要ありませんが、雨が降る日がとても少ないので乾燥した気候にはご注意ください!
ペルー旅行ベストシーズンについて詳しく知りたい方はこちら▶「ペルーの天気・気候!ベストシーズンなどを目的地別に解説」
ユネスコ世界遺産にも登録されているペルーの「ナスカの地上絵」は、古代から伝わる大変貴重な資料。ですが、過去には慎重さを欠いた行動で地上絵を破損させた以下のような事件も起きています。
貴重な遺産の取り扱いには気を付け、見る際には地上絵も環境も荒らさないように注意しましょう!ナスカの地上絵を損傷させた場合、ペルーの法律で裁かれてしいます。
最近では2018年1月に、ナスカの地上絵にトラックが誤って侵入。タイヤの跡が残ってしまうという事件が起きました。 幅およそ50メートル、距離にして100メートルほどの範囲でタイヤ痕が付いてしまい、3つの地上絵が破損してしまいました。
トラックの運転手は、進入禁止の標識に気づかなかったといい、意図的ではないとされ釈放されたのだとか。この事件の後は再発を防ぐために監視活動が強化されるようになりました。貴重な歴史遺産も巨大すぎると度々破壊されてしまうのだそう。
2014年には、環境活動家団体のグリーンピースが「ナスカの地上絵」のハチドリの脇に自然環境を訴えるメッセージを書くプロジェクトを展開。ラクガキ事件として問題になりました。
黄色い文字を並べたメッセージをドローンで空撮しましたが、その過程では周辺や地上絵が踏み荒らされ、足跡がたくさん残ってしまいました。
ナスカの地上絵に近く際、研究者は通常足跡をつけないよう専用の靴を履きますが、この時はその配慮も欠けていたようです。
地上絵の線自体が損傷しなかったことは幸いでしたが、修復にどれだけの労力が必要になるか、想像すればわかることですね。
日本のテレビ局も現地を騒がせたようです。2013年に放送されたフジテレビの番組で、ディレクターが地上絵の横に寝そべった映像が流れ、ペルーで大問題となりました。
この事件では、責任者だった現地のガイドもその後刑事告発される事態にまで至りました。現在では地上絵の傷みが激しくなったこともあり、立ち入りを制限するようになっています。
ペルーの治安について詳しく知りたい方はこちら▶「知らないと危険!ペルーの治安情報を徹底解説!身を守るためにすることは?」
本当に古代人が描いたのか、はたまた宇宙人か…。世界七不思議とも言われ、人々を惹きつける不思議な引力のあるナスカの地上絵。
日本からは遠い道のりですが、人生で一度はぜひ見てみたいですよね!本記事を参考に、ガイドを利用してナスカの地上絵観光をお楽しみください!
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