【エジプト・アブシンベル】ピラミッドだけじゃない!壮大な歴史を持つアブシンベルを徹底解説
エジプト最南端の街「アブシンベル」。エジプトと言えば、ピラミッドで有名な"カイロ"を思い浮かべる方も多いと思いますが、「アブシンベル」も忘れてはいけない超重要観光スポット!エジプトを語る上で絶対に欠かせない「アブシンベル」…
古代エジプト王朝ファラオが支配した都テーベがあった都市ルクソール。ここではエジプト・ルクソールについてご紹介します。おすすめの観光スポットをはじめ、アクセス方法・現地の治安・ホテル情報など役立つ情報が満載!エジプトの壮大な歴史に触れることができる街をたっぷりとお届けします。
この記事の目次
ルクソール(Luxor)はエジプト南部に位置し、首都カイロからは南へ600㎞程の場所にあります。主にナイル川の東岸と西岸に多くの観光名所が点在しています。
エジプトの歴史に深い関わりがある神殿や、王族の墓などの遺跡が数多く残されており、世界中から注目されています。
エジプト観光といえば、ギザのピラミッドやスフィンクスが定番ですが、より深くエジプトやファラオの歴史に触れるのであれば、ルクソールはおすすめのスポットです。
日本からルクソールへの飛行機の直行便はありません。そのため、一番多く利用されているアクセス方法は、成田空港より直行便でカイロ国際空港まで行き、乗り継ぐ方法です。
カイロからルクソール国際空港までの所要時間は約1時間、カイロ国際空港~ルクソール国際空港の直行便も1日9便と多いので、比較的訪れやすいと言えます。
運航している航空会社は、いくつかありますが、エジプト航空を利用することがほとんどです。
ルクソール国際空港は、日本人のイメージからすると小さい空港でこじんまりしています。食事やティータイムを過ごしたり、ショッピングやお土産を選んだりといったことは期待できません。
一方で、比較的空いているため、手荷物検査などがスムーズなのは嬉しいポイント。小さな空港なので迷う心配もなく安心です。
エジプトは2011年に60年以上に渡って続いた独立政権も市民の革命により民主化したものの、国内情勢は安定せず2013年のクーデターが勃発するなど一時は治安も悪化していました。現在は2014年の政変でエルナーシ大統領就任以来、治安対策強化により情勢も安定してきています。
外務省発表によるルクソールの危険度はレベル1。レベル2やレベル3といった危険エリアに指定されている場所ほどの警戒を抱く必要はありません。
しかし、エジプトは貧富の差が激しい国でもあり、比較的治安も安定しているルクソールでもスリ・置き引き・詐欺などの軽犯罪やボッタクリが発生しています。特に女性は昼夜問わず一人歩きや、肌の露出は性犯罪に遭う危険性があるので注意が必要です。
★エジプトの治安についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【2019年最新】エジプトの治安を徹底解説!旅行での注意と対策
さまざまな歴史ロマンが満喫できるルクソールの観光スポット。じっくりと満喫したいのであれば西と東に分けて1泊2日間で巡るのがおすすめ!
エジプト旅行の拠点をカイロにしている場合は、ルクソールへ日帰りや1日での観光も可能。効率よく回るにはツアーへの参加もおすすめです。
王家の谷は、ナイル川を挟んで西岸にある古代エジプト新王国時代・ファラオたちの墓がある岩窟墓群です。24の王墓を含み全部で64もの墓が発見されていて、その中にはツタンカーメン王の墓があることでも有名。
現在はツタンカーメン王の墓を含む12の墓が一般公開されていて、通常のチケットで入ることができる墓は3ヶ所となります。公開される墓は時期によって違い、ツタンカーメン王・ラムセス6世・セティ1世の墓は別途料金が必要ですので注意してください。
内部にはカラフルな壁画も観賞することができ見所満載!壁画からはエジプト王朝の壮大なストーリーを感じることができます。ただし、内部撮影にはカメラ撮影のチケットが必要で、特別王墓に指定されている墓ではラムセス6世の墓以外、原則撮影禁止です。
英名 | Valley of The Kings |
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住所 | Al Bairat, Luxor |
アクセス | ルクソール駅より車(タクシー)で45分程度/ルクソールフェリー乗り場(ナイル川)より車で15分程度 |
営業時間 | 6:00~19:00(ラマダン~4月30日は17:00まで) |
料金 | 入場料:200EGP/カメラチケット300EGP/ラムセス6世王墓:100EGP/セティ1世王墓:1,000EGP |
ルクソール神殿は、アメンヘテプ3世(第18王朝・第9代ファラオ)によってカルナック・アメン神殿の副殿として建造された神殿です。その後ラムセス2世(第19王朝ファラオ)が第1塔門、オベリスクなどを増築し現在の形となりました。
巨大な神殿の姿から歴史の神秘と壮大さが感じられるスポットです。エジプト観光の定番ともいえるルクソール神殿での散策を歴史を感じながら堪能してみてください。
英名 | Luxor Temple |
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住所 | Corniche El Nil St. Luxor |
アクセス | ルクソール駅より徒歩で17分程度 |
営業時間 | 6:00~21:00 |
料金 | 140EGP |
古代エジプト神殿複合体のことをカルナック神殿とし、カルナック神殿複合体とも呼ばれます。その中でも中心的な神殿がアメン大神殿で、その大きさは世界でも最大級。
見る人を圧倒する巨大な石柱が並ぶ大列柱室に、トトメス3世祝祭殿、王や神官が身を清めたとされる聖なる池など見所が満載です。
また、神殿のいたる所で神秘的なレリーフを見ることができるのも見所のひとつ!
英名 | Karnak Temple |
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住所 | Luxor 81111 |
アクセス | ルクソール駅より徒歩で40分程度 |
営業時間 | 6:00~17:30 |
料金 | 150EGP |
王家の谷にある数々のファラオの墓のうち、最も注目度が高いのがツタンカーメン王の墓。
1922年11月4日、イギリスのカーナヴォン伯爵(ジョージ・ハーバード)の支援により、考古学者のハワード・カーター氏が発見し発掘されました。有名な黄金のマスクをはじめ、ミイラや多くの副葬品が盗掘されず出土しています。
部屋の壁画にはツタンカーメン王とその妻アンケセナーメン妃などの姿も描かれています。ツタンカーメン王の墓に入るには王家の谷入場料の他に別途料金が必要となります。
英名 | Tomb of Tutankhamun |
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営業時間 | 13:00~14:00は閉鎖 |
料金 | 250EGP |
古代エジプト王朝初の女王ハトシェプストによって造営された葬祭殿。王家の谷東の断崖を背にした3階建ての美しい神殿です。
2階にはハトホル女神礼拝所やアヌビス神礼拝所があり、数々の色鮮やかな壁画やレリーフが壁や天井に残されています。そして3階はハトシェプストの墓に繋がっているといわれる至聖所がありますが、その墓はまだ発見されていません。
英名 | Mortuary Temple of Hatshepsut |
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料金 | 250EGP |
ルクソール神殿入口には多くのスフィンクスが並んだスフィンクスの参道と呼ばれる道があり、かつてはルクソール神殿とカルナック神殿を繋ぐ参道で3㎞にもおよびスフィンクスが設置されていました。
現在では市街地となっている部分は途切れているものの、保存が良い場所ではスフィンクスが並んだ壮観な眺めが堪能できます。
英名 | Avenue of Sphinxes |
アクセス | カルナック神殿とルクソール神殿の間 |
ルクソール博物館には現地周辺に点在する遺跡から発掘された数々の歴史的遺物が展示公開されています。ナイル川東岸に位置する近代的な博物館で、静かな環境でじっくりと歴史ロマンが満喫できるスポットとして人気を集めています。
ハトシェプスト女王から王権を奪い、その後の統治では大きな繁栄をエジプトにもたらしたトトメス3世の像や、異端のファラオとして伝わるアクナトン王(アメンホテプ4世)が作った壁やレリーフも展示されています。
英名 | Luxor Museum |
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住所 | Kornish Al Nile, Luxor City, Luxor, Luxor Governorate |
アクセス | ルクソール駅より徒歩で20分程度 |
営業時間 | 9:00~16:00/17:00~22:00 |
料金 | 100EGP/学生10EGP |
ラムセス3世葬祭殿(メディネト・ハブ)はルクソール西岸に位置し、壁や柱に装飾された神秘的なレリーフや美しく描かれた壁画が存分に堪能できるスポットです。
当時の戦いの様子やさまざまな神々を描いたレリーフや壁画が保存良く残されていて、じっくりとラムセス3世統治下の状況を垣間見ることができます。
英名 | Mortuary Temple of Ramses Ⅲ |
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住所 | Al Bairat, Luxor |
アクセス | ルクソール駅より車で45分程度 |
営業時間 | 6:00~17:00 |
料金 | 30EGP |
ルクソール西岸の王妃の谷にある、ラムセス2世の正妃として知られるネフェルタリの墓。ネフェルタリ妃の像はラムセス2世と同じ大きさなのが特徴で、ラムセス2世の王妃ネフェルタリへの愛が感じられる墓です。
本来ならばいかに王妃といえど、ファラオの膝丈程度の大きさで彫刻されます。内部にも色鮮やかにネフェルタリや女神イシスなどの壁画が描かれていて、その美しさは心奪われるほどの光景。
英名 | Tomb of Nefertari |
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住所 | Valley of the Queens Luxor |
アクセス | ルクソール駅より車で45分程度 |
営業時間 | 6:00~17:00 |
料金 | 王妃の谷入場料:80EGP/ネフェルタリの墓:1,000EGP |
ルクソールスークはルクソール神殿付近にある市場で、1㎞以上に渡りさまざまなお店が立ち並んでいます。お土産購入におすすめのスポット。
現地のグルメやカフェ、日用品などが販売されているお店などを散策しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
英名 | Luxor Souk |
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住所 | Shar’a al-Souk, off Abu al-Haggag Plaza, Luxor |
海外旅行を楽しむには、個人観光とツアーに参加して観光する方法があります。では、ルクソールを観光する場合には個人とツアーではどちらが良いのでしょうか。
それは、それぞれに旅の目的や時間の使い方などが異なるため一概にどちらが良いとは言い切れません。そこで、個人とツアーでの、メリットやデメリットについてご紹介します。
個人観光のメリットは、時間を自由に使えて、自分が巡りたいスポットを気ままに訪れることができるという点です。
デメリットは、現地の地理や基本情報をあらかじめしっかりと把握しておかないと、時間をロスしてしまう可能性があるということです。
ツアーに参加して観光する際のメリットは、各スポットを効率良くスムーズに回ることができる点です。ガイドが付いていますので安心して楽しめ、レアな情報なども知ることができます。
デメリットは、コースと時間が計画されていますので、個人的な都合での予定変更や勝手な行動はできないことです。
ルクソールに滞在する場合は、宿泊するホテルの情報も気になるところ。ルクソールではナイル川などの美しい景色も堪能でき、優雅な時間を過ごすことができる高級ホテルにもリーズナブルに宿泊することが可能です。
ルクソールでの宿泊におすすめのホテルをご紹介!
ルクソールの中心部にあり、ナイル川の優雅で美しい景色も望めるシュタイゲンベルガ―ナイルパレスコンベンションセンター。バルコニーから一望できるナイル川の景色はまさに絶景!
ワールドクラスの各種サービスも充実していて贅沢なリゾート気分が満喫できます。
ルクソール神殿から1㎞ほどの場所で、観光にも最適な立地。
英名 | Steigenberger Nile Palace – Convention Center |
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アクセス | ルクソール駅より車で10分程度 |
宿泊料 | 870EGP~ |
公式サイト | https://www.steigenberger.com/en/hotels/all-hotels/egypt/luxor/steigenberger-nile-palace |
ヒルトンルクソールもナイル川に臨む場所にあり、美しい景色と優雅な気分が存分に満喫できるリゾートホテルです。オシャレで豪華な客室に、スパ施設やフィットネスまで利用でき、最高の時間を過ごすことができます。
夢のようなひと時をヒルトンルクソールでじっくりと堪能してみてはいかがでしょうか。
英名 | Hilton Luxor Resort & Spa |
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アクセス | ルクソール駅より車で15分程度 |
宿泊料 | 1,380EGP~ |
公式サイト | https://www3.hilton.com/en/hotels/egypt/hilton-luxor-resort-and-spa-LUXHITW/index.html?WT.mc_id=zELWAKN0EMEA1HI2DMH3LocalSearch4DGGenericx6LUXHITW |
パビリオンウィンタールクソールは、ルクソール神殿までわずか100mという場所に位置し、各観光スポットにもアクセス抜群!
レストランが3軒にバーが2軒も併設していて、ナイル川やルクソールの風光明媚を堪能しながらグルメやお酒も楽しめます。
屋外プールやビリヤードなどの施設も充実していて、美しい景色からアクティビティまで最高級のリゾート気分を心ゆくまで満喫できる5つ星ホテルです。
英名 | Pavillon Winter Luxor |
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アクセス | ルクソール駅より徒歩で15分程度 |
宿泊料 | 815EGP~ |
公式サイト | http://pavillon-winter.luxorhotels24.com/ja/ |
古代エジプト王朝の都テーベがあった場所であり、数多くの歴史的遺産が残されている古都ルクソールを観光して古代エジプトへの時間旅行をぜひ楽しんでみてくださいね。
数千年の時が感じられる歴史スポットを楽しみ、ナイル川や絶景が堪能できるホテルで過ごす時間がルクソールでの最高にステキな思い出となること間違いなしです!
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