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中世都市を巡る!ロマンチック街道の魅力スポットを徹底解説

観光
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メルヘンチックなオレンジ色の屋根やアルプス山脈、ドイツの中でも最も美しいと言われるバイエルン地方。

中世の宝玉、隕石の街、黄金の市庁舎、奇跡の教会、白鳥の城、これら全てロマンチック街道で巡れる都市です。文化的でかつ自然に恵まれたロマンチック街道の魅力を余すとことなくご紹介致します!

ロマンチック街道とは?

ロマンチック街道とはドイツ政府観光局や自治体が設定した観光街道のうちの1つです。観光街道とは遺跡や景勝地などあるテーマに沿って観光地を結んだルートで全部で150ルート、最も古いのは1927年に設定されたアルペン街道です。

その中でもロマンチック街道は歴史が多く残り、アルプスの美しさから日本人含め世界からとても人気のスポットなのです。

ロマンチック街道の場所は?

バイエルン地方の西側、ヴュルツブルクからスタートし、南下してフュッセンまでのルートです。

ロマンチックというと恋人達の雰囲気を想像しますが、そうではなく、もともとローマ人達によって作られらたローマへの移動の為の街道であることが由来です。現在では中世都市のメルヘンな雰囲気から前者のロマンチックの意味で捉えられています。

ロマンチック街道の特徴

中世の都市が多く残されており、宗教建築、古城、城塞都市が当時の様子を伺えます。

中世の時代から都市計画がされており、統一された屋根の色や形がメルヘンな雰囲気を醸し出し歩くだけでも楽しい場所。

他には工芸や菓子づくり、ワイン醸造でも知られておりその場で楽しんでもお土産としても楽しめます。定期観光バスなども充実しており、世界遺産2箇所を含むドイツの中でも最も人気の高い観光街道のうちの1つです。

ロマンチック街道の絶対周りたスポット11選!

そんな大人気のロマンチック街道は20以上の拠点を結ぶ観光街道です。その中でも絶対訪れるべきスポットを各街の見どころと歴史を併せてご紹介します!

①ロマンチック街道のスタート地点”大司教の街ヴュルツブルク”

歴史が古く、6世紀にはドイツの先住民であるフランク人の城があった街です。8世紀にはヴュルツブルクの司教区が置かれ、その後、大司教の街として繁栄します。何と言っても見どころは世界遺産、大司教の宮殿である”ヴュルツブルクのレジデンツ”

18世紀に建てられたバロック様式で、階段の間に描かれた世界一のフレスコ画は圧巻の一言です。庭もとても綺麗に整えられており、当時の造園の美術を垣間見えます。

ヴュルツブルク自体大きな街でミュンヘン、ニュルンベルク、アウクスブルクに次ぐ規模でワインの街としての側面も持ちます。江戸に蘭学を伝えたシーボルトはヴュルツブルク出身です。ぜひ大司教の街、世界遺産である大司教の宮殿を訪れてみてください!

ヴュルツブルクのレジデンツ
英名 Wurzburger Residenz
住所 Residenzplatz 2, 97070 Wurzburg
定休日 1/1、カーニバル火曜、12/24、12/25、12/31
営業時間 <4〜10月>9:00〜18:00、<11〜3月>10:00〜16:30
入場料 7.5ユーロ(庭園無料)

②中世の宝石”ローテンブルク”

ロマンチック街道の名所の中でも人気スポットの一つ。中世の雰囲気を残す建物、街並みが状態良く保たれており”中世の宝石”と称されています。実はローテンブルク・オプ・デア・タウバーが正式名称。

10世紀、貴族の城オプ・デア・タウバー、タウバー川を望める丘の上に建てられたことが名前の由来です。中世の宝石と謳われているローテンブルクですが、13世紀にM6.5クラスの大地震、17世紀にペストや30年戦争、20世紀にアメリカ軍の空襲と何度も危機に晒されており、その度街は破壊されてきました。

しかし、運よく重要な歴史的建造物は無事であったり、世界中からの資金援助で修復されたことにより美しい街並みを実現しています。

要塞化された中世の旧市街を囲む城壁に沿って歩いても2時間と、とても街がコンパクトで観光しやすいです。石畳、ロートアイアンの看板やオレンジ色のとんがり屋根など統一されておりとても素敵な街並み。

街中どこからも見えるぐらい大きいゴシックの聖ヤコブ教会、マルクト広場に面する市庁舎は建物も見ものですが市庁舎の60mの展望台からは街全体を見渡せます。ぜひ中世の時代にタイムスリップしてみて下さい!

ローテンブルクの観光スポットは「ローテンブルクの観光スポットと行き方を徹底解説!」で紹介しています!

ヴュルツブルクのレジデンツ

ローテンブルク市庁舎、鐘塔の展望台

英名 Rothenburg Rathaus
住所 Marktplatz 1, 91541 Rothenburg ob der Tauber
定休日 11月、1〜3月の月〜金曜日
営業時間 9:30〜17:00
入場料 2ユーロ(鐘塔の展望台)

③川と草地の”ディンケルスビュール”

14,15世紀の姿を残す城壁に囲まれた中世都市ディンケルスビュール。第二次世界大戦の戦火をほとんど受けていない為、当時の雰囲気を味わえます。

豊かな森やヴェルニッツ川沿いに位置することから川と草地のロマンチックがモットー。街の中心はマルクト広場に面した聖ゲオルク教会、15世紀に建てられたゴシック建築です。街があまり大きくないことからすぐわかります。

ホールは62mの高さを誇りゴシックの迫力を体感できます。塔を登ればヴェルニッツ川と緑を背景にオレンジの屋根の街並みがとても映えます。

ディンケルスビュール
英名 St.Georgs
住所 Krchhoeflein 6,91550 Dinkelsbuhl
定休日 無休、塔は5〜10月の土日祝日14:00〜17:00
営業時間 9:00~17:00
入場料 2ユーロ(塔の展望台)

④地ビールで有名”ヴァラーシュタイン”

隕石の落下によって形成されたリース内に位置する街。メインストリートであるハウプト通りの真ん中に立つのは三位一体柱です。

別名ペスト柱と呼ばれ、ペスト終焉記念として建てられました。ペストは14世紀から18世紀にヨーロッパで大流行した疫病で最盛期にはヨーロッパ全人口の1/3が亡くなったと言われるぐらいです。

12世紀前に丘の上に建てられたヴァラーシュタイン城は30年戦争で破壊されました。その後平地に改めて建てられ現在に至ります。

現在では絵画や工芸品の展示やビールの醸造も行っております。ここで作られるヴァラーシュタイン・フュルステン・ビールは古くから醸造されており、ドイツの中でも人気のビールです。

⑤隕石の街”ネルトリンゲン”

1500万年前に落下した隕石によりできたクレーター内に位置するネルトリンゲン。円形の城壁に囲まれていることや街の雰囲気から人気漫画”進撃の巨人”のモデルなのではないかと囁かれています。

物語の人物がドイツ語のような名前であることもその理由。街の中心には高さ90mの聖ゲオルグ教会があり、展望台を登ると円形の城壁に綺麗に収まった街並みが伺えます。城壁の外側はピタリと建物がなくなり、進撃の巨人そのものです。リースクレーター博物館では月の石や隕石に関する展示をご覧になれます。

聖ゲオルグ教会
英名 St.-Georgs-Kirche
住所 Marktplatz, 86720 Noerdlingen
定休日
営業時間
入場料 3.5ユーロ(塔の展望台)

⑥南ドイツ最古の城を擁する”ハールブルク”

南ドイツ最古の城ハールブルク城で有名なハールブルク。12世紀に建てられたハールブルク城は長い歴史の中で一度も占拠されなかった為、ドイツの中でも保存の良さでも知られています。

ハールブルク城はアウグスブルクとニュルンベルク間の帝国街道の保安、監視の為に建てられ、その後街と城はエッティンゲン家に買い上げられました。至る所に敵を防ぐ仕掛けがあり、籠城できるように中庭には井戸があります。

生活圏である中庭を囲むように城が囲っており、武器や防具などの展示もあり当時の生活を垣間見えます。

ハールブルク城
英名 Harburg Castle
住所 Schloss Harburg Burgstr.1 86655 Harburg
定休日 月曜日
営業時間 10:00〜17:00(3月17〜11月1日の間のみ営業)
入場料 8ユーロ

⑦黄金の市庁舎を擁する街”アウグスブルク”

紀元前15年、ローマ帝国の皇帝アウグストゥスによって開かれました。貿易、金融により栄えた歴史があり、現在ではミュンヘン、ニュルンベルクに次ぐ規模の街です。ルターが宗教改革を進めたことや、富豪フッガーが世界で初めて低所得者の為に作った集合住宅フッゲライが有名です。

クリスマスマーケットは500年の歴史があり、時期が合えば必ず見たいイベント。15、16世紀にはフッガーなどを筆頭に金融業で反映し、そのシンボルとして豪華絢爛な市庁舎が建設されました。

市庁舎には黄金の広間と呼ばれる大部屋があり大理石に床と金色に輝く天井は当時の栄華を感じれる必見のスポットです。

アウグスブルク
英名 Augsburger Rathaus
住所 Rathausplatz 286150 Augsburg
定休日 公式行事があるとき
営業時間 10:00〜18:00
入場料 2.5ユーロ

⑧世界遺産奇跡の教会”シュタインガーデン・ヴィース教会”

奇跡の教会と呼ばれているシュタインガーデン・ヴィース教会の秘密はその過去にあります。18世紀、キリストの木造が血の涙を流しているのを目撃し奇跡の噂が広まります。巡礼者が増え、現在のヴィース教会が建設されました。

もともと農地であった為、街の中ではなく牧草地の真ん中に建っており、外観はシンプルですが内部は豪華絢爛です。

ロココ様式の内部はヨーロッパでも最大級に作り込まれており、天井画は「天から降ってきた宝石」と称されています。内外のギャップと世界遺産であることからロマンチック街道の中でも人気スポットのうちの1つです。

シュタインガーデン・ヴィース教会
英名 Pilgrimage Church of Wies
住所 Wies 12, 86989 Steingaden
定休日 不定(ミサ中は見学不可)
営業時間 8:00〜18:00
入場料 無料(要寄付金)

⑨王一家の離宮”ホーエンシュバンガウ城”

ノイシュバンシュタイン城とセットで観光できるホーエンシュバンガウ城。ノイシュバンシュタイン城を建てたルードヴィヒ2世の父、マクシミリアン2世は12世紀に建てられた廃墟となっていた古城を王一家の離宮として18世紀に改築した。

有名なノイシュバンシュタイン城とは異なって外観は柔らかなクリーム色。ところどころに彫刻や壁画が施されています。

内部は外部と打って変わって豪華で礼拝堂、ビリヤード場、女王の寝室など見学できます。ノイシュバンシュタイン城を見上げられる位置で料金もセットなのでぜひ併せて訪れて見てください!

ホーエンシュバンガウ城の見どころはこちらで紹介しています!⇒ドイツ・ホーエンシュヴァンガウ城がとってもメルヘン♪行き方&見どころを一挙紹介

ホーエンシュバンガウ城
英名 Schloss Hohenschwangau
住所
Schwangau -Ortsteil Hohenschwangau87645 Hohenschwangau
定休日 不定
営業時間 <4〜10/7>8:00〜17:30、<10/8〜3月>9:00〜15:30
入場料 12ユーロ(ノイシュバンシュタイン城とセットで23ユーロ)

⑩夢見た白鳥の城”ノイシュバンシュタイン城”

ロマンチック街道の終点として人気な美しい城、ノイシュバンシュタイン城。シンデレラ城や眠れる森の美女の城のモデルとも言われています。

19世紀末にルードヴィヒ2世によって建設を命じられました。ルードヴィヒ2世はワーグナーのオペラをとても好んでおり、中世伝統のロマンチックなオペラの世界観を夢見て実現すべく着想しました。

しかしルードヴィヒ2世は完成前に亡くなってしまい、文字通り夢見た城となってしまたのです。建設は財政難もあり中断された為、現在でも途中の部分があります。

通常、建築家が着想しますがノイシュバンシュタイン城はオペラの舞台装置や美術を専門とする技術者がルードヴィヒ2世の夢を叶えるべく着手したところが特徴です。それにより今までにない美しい妖艶な城が出来上がりました。

ノイシュバンシュタイン城は非常に人気の観光スポットです。チケットは当日でも買えますが、2時間並ぶこともあります。行くことが決まっているならば事前のインターネットやツアーがオススメです。

HP:https://www.hohenschwangau.de/1308.0.html

ノイシュバンシュタイン城については「これぞリアル・シンデレラ城!ノイシュバンシュタイン城の全て」をチェックしてください♪

ノイシュバンシュタイン城
英名 Schloss Neuschwanstein
住所
 Neuschwansteinstraße 20, 87645 Schwangau
定休日 1/1、12/24-25、12/31
営業時間 <4〜10/7>8:00〜17:30、<10/8〜3月>9:00〜15:30
入場料 12ユーロ(ホーエンシュバンガウ城とセットで23ユーロ)

⑪ロマンチック街道終着点”フュッセン”

オーストリア国境に近くロマンチック街道終着点であるフュッセンも見どころがたくさん。2000mを超えるアルプスや、美しい湖の雄大な大自然に囲まれています。

ロマンチック街道の各所で見られる中世の世界がここでも見ることができ、淡いカラフルな建物の間を歩いているとメルヘンな気分になることは間違いなしです。レヒ川沿いに建てられているフランチスカーナー修道院は川と緑と三角屋根がとても素敵です。

修道院のゲートの上にはEnde der romantischen Strasse、”ロマンチック街道の終着点”と描かれており旅路の終わりはここでしか見れません!

ロマンチック街道の行き方

それぞれのスポットも魅力的ですがその間の旅路や田園風景も魅力な地方です。それぞれ交通手段でメリットやデメリットがあるのでご紹介します!

日帰りバスツアーが人気!

時間はないけどロマンチック街道を満喫したいなんていう人にオススメなのがツアーバス。ツーリング・ツアーズ&トラベル社が運営するツアーバスは夏季の4月から10月の間、1日1本南下北上それぞれのルートが運行されています。

日帰りのコースだと一つの街に滞在できる時間は20〜60分と短いものですが各スポットを結ぶように効率よく周ることができます。

電車で周る場合

ヴァルツブルクやアウクスブルクなど主要な駅間は本数も多くスピードも早く便利です。ただロマンチック街道は大きな都市にない田園部に魅力があり、そういったところを周るにはローカル線を使うことになります。

ローカル線からの車窓は大変魅力的でまさにロマンある旅ですが慣れていない人にとっては乗り換えが不便であることや時間がかかる為、上級者向きです。

レンタカーで周る場合

経路と時間が自由なのがレンタカーの旅。どうしても公共交通機関では周るのが難しい小都市も自在ですし、各街での滞在時間も自由です。

左側通行も慣れてしまえば問題ないですし、標識も大きく日本と変わりません。お金は少し日帰りバスツアーよりもかかりますが南ドイツの街並みや田園風景を満喫することができるでしょう。レンタカーの場合、日本で国際免許証の取得を忘れずにお願いします。

ロマンチック街道の日帰り観光ツアーが人気!

ロマンチック街道には様々な行き方がありますが、旅行は想像以上に疲れてしまうもの。

よくわからない交通機関や長時間の運転でせっかくの観光スポットもゆっくり見られなかったなんてこともあります。そういった事を考えるとやはり観光ツアーが人気なんですね。おすすめのモデルツアーをご紹介します!

ミュンヘン発!ローテンブルクとハールブルク日帰り観光ツアー

ロマンチック街道の美しい街並みを堪能するツアーです。 ・8:30 ツアーバスでミュンヘンから出発 ・10:30 ハールブルク到着 ・13:00 ローテンブルク到着 ・16:00 ローテンブルク出発 ・19:00 ミュンヘン到着

ミュンヘン発!ノイシュバンシュタイン城・リンダーホーフ城・ヴィース巡礼教会日帰り観光ツアー

美しいお城などを堪能するツアーです。 ・7:30 ツアーバスでミュンヘンから出発 ・9:45 ホーエンシュバンガウ到着到着 ・11:15 ノイシュバンシュタイン城 ・12:30 ランチ ・14:00 ヴィース巡礼教会 ・16:00 リンダーホーフ城 ・19:00 ミュンヘン到着

ツアーだと効率よくまわれる他にも日本語ガイドが付くなどのメリットもありますので、安心して楽しみたいという方にはおすすめです!

ロマンチック街道まとめ

南ドイツの古城、中世都市、大自然を巡るロマンチック街道はいかがでしたでしょうか。それぞれの街がそれぞれの顔を持っていますので、どこも行ってみたくなりますね!

主要都市をピックアップして周る旅も良いですが、魅力ある小都市を周るのも旅の醍醐味と言えます。ドイツ観光の中でも大人気のロマンチック観光、メルヘンな中世都市の世界観に一歩足を踏み入れてみて下さい!

TAMURA KIYOSE
WRITER TAMURA KIYOSE
アフリカ在住の旅行好きです!旅行に行くたび世界の広さに驚かされます。好きな街はイスタンブールと飯田橋! 旅行が好きでよく東南アジアに弾丸旅行に行きます。最近はヨーロッパにも徐々に詳しくなってきました。みなさんが旅に出たくなるようなおもしろい情報をご紹介していきたいと思います。

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