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フランクフルト発!世界遺産ライン川クルーズ見どころ解説&古城8選

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ドイツ・フランクフルトには、歴史ある美しい古城がたくさんあります。中でも世界遺産のライン川沿いに多くそびえ立つ古城は圧巻!フランクフルトからアクセスも良好なライン川では、クルーズをしながらの古城鑑賞が人気を集めています

この記事ではそんなライン川クルーズに関しての観光ポイントや見どころ・乗船方法など、まるっとご紹介させて頂きます♪

ドイツが誇る世界遺産「ライン川」って?

ドイツ・フランクフルトから行ける人気観光スポットの1つに、世界遺産のライン川でのクルージングがあります。ビンゲンからコブレンツの間に流れる65kmの道のりは「ライン渓谷中流上部」と呼ばれており、2002年に世界遺産に登録されました。

しかしライン川の長さや大きさを知らない方も多いのではないでしょうか?そんな世界遺産ライン川の魅力についてご紹介させて頂きます。

世界遺産ライン川はどこを流れてるの?

ライン川(独:Rhein 英:Rhine)は、全長1320kmに渡る河川です。スイス 北アルプスの山脈の雪が溶けだした水が流れ込み、9ヵ国を跨いで流れたあとは大西洋に続いています。とても長いライン川ですが、ドイツ国内はなんとその半分近くにも及ぶ698kmが流れているから驚き!

ドイツの歴史の中でライン川はとても重要な役割を果たしており、ドイツの人々からは「父なる川」として多くの人に親しまれて来ました。歴史的にも生活の軸としても、ドイツの人々にとって大事な河川となっているのです。

ライン川クルーズの魅力・人気の理由は?

ライン川クルーズが人気の理由は、何と言っても船内からドイツのたくさんの古城を眺めることができるからです。船から眺める歴史ある美しい古城たちの景色は、近くで見る景色とはまた違って圧巻!

ライン川のクルーズ船は、始発はマインツ〜終点ケルンまで全長185kmもの長い距離を運行しています。そのマインツ〜ケルン間を全てクルーズ船で移動すると、所用時間はなんと11時間!全ての区間をクルーズ船で移動するのは大変なので、人気の区間のみをクルーズ船で観光するのが定番です。

人気のライン川クルーズ区間は「リューデスハイム〜ザンクトゴアール」

長い区間の中でも特に人気なのは「リューデスハイム〜ザンクトゴアール」区間です。

この区間は古城がたくさん河岸にそびえ立っているため、見どころもたくさんあり飽きることなく景色を楽しめるためとっても人気!所要時間も1時間40分と短いので、程よい観光時間で食事を楽しみながらクルーズを楽しめます。もし区間を選んでライン川クルーズに参加するなら、ぜひこの区間の絶景を楽しみましょう!

ライン川からクルーズ船に乗って古城巡り!見どころ8選

世界遺産ライン川のクルーズ船からの古城鑑賞を楽しみましょう♪人気の「リューデスハイム〜ザンクトゴアール」区間は歴史あるお城がたくさん!その中でも必見の見どころある古城を8つご紹介致します。

①ネズミの塔(ma”usetum)

ネズミの塔は農民や通行人から通行税を徴収する関所だった古城です。

「ネズミの塔」という名前の由来は、重税でたくさんの人々を苦しめた大司教がこの塔でネズミに食い殺されたから、と言われています。ネズミに食べられてしまう…というおとぎ話のような言い伝えが残る古城は、見た目もどこかメルヘンチック。

橙と白の2色の色で塗られており、川から見えるその姿は遠くからでも存在感を放っています。

②エーレンフェルス城跡(Ruine ehrenfels)

ネズミの塔の右奥の丘に見えるのが「エーレンフェルス城跡」。廃城となっているこの古城は、14世紀の頃砦として戦闘時に利用されていました。神聖ローマ帝国とフランス王国の間で起きた大同盟戦争(1688年~1697年)によって、フランス王国からの爆撃を受けて破壊され今の姿になっています。

現在では城壁だけが残されており、その趣ある城壁が哀愁を感じさせるスポットです。

③ラインシュタイン城(Burg Rheinstein)

ライン川の古城の中でも特に美しいと人気の「ラインシュタイン城」。中には礼拝堂があり、結婚式などもとり行われています。

990年にザクセン家の皇帝からマインツ大司教に与えられた後、税関所として使われました。14世紀にはトリーア大司教が手中に収めています。その後17世紀に一度フランス軍によって破壊されましたが、フリードリッヒ王子によって復元。ライン川沿いの古城の中でも、一番早く再建が行われたお城でした。

現在は元オペラ歌手ヘルマン・ヘッヒャーが所有しており、愛好家の人々ともに城の内部も改装。かつての華々しい時代を取り戻したかのように美しい内装も必見です。ライン川から降りて観光する際は、塔に登ったりバラ園を散歩してみたりと、より深くラインシュタイン城を鑑賞してみてくださいね。

④ライへェンシュタイン城(Burg Reichenstein)

ラインシュタイン城の次に左側に見えてくるのが「ライヒェンシュタイン城」。南北に細長く広大な土地を所有してるように見える大きなお城です。名前の似ているラインシュタイン城に比べるとやや古びた印象。実際にライン川沿岸の古城の中でも、最も古い歴史を持っています。11世紀に建設されその後、盗賊の隠れ家に使用され幾度も危機を乗り越えながらも再建を繰り返し、今に至ります。

現在は博物館になっており、住居として使われていた当時の生活を覗くことができます。数々の骨董品が並び薄暗い雰囲気で少々不気味ですが、是非訪れてその歴史の重みを感じてみましょう。また、屋上や階段からは世界遺産ライン川の美しい眺めを見れるので癒されてくださいね。

⑤ゾーネック城(Burg sooneck)

丘にそびえ立ち、まるで川を見下ろすかのような迫力満点のお城が「ゾーネック城」です。

ライへェンスンシュタイン城の守護城として11世紀に建てられました。13世紀に様々なお城を巡って戦いがあり、盗賊騎士の巣窟になってしまった過去もあります。結局守護城としての機能を果たせず、ライフェンシュタイン城と同じ運命を辿ってしまいました。溢れかえる盗賊を一層しようと、神聖ローマ皇帝ルドルフ1世によって城は1282年に落城。その後1350年にマインツ大司教の領地となり再建しましたが、1689年にフランス軍の攻撃を受け廃墟となったとされています。

第一次世界大戦後の1918年にゾーネック城は国有化され、第二次世界大戦後はラインラント・プファルツ州が城や古美術品の保護・管理を引き継ぎ、現在は博物館として多くの人に歴史を伝えています。国有化されたため、城内見学をするにはガイドツアーが必要になるのでご注意ください。

⑥シェーンベルク城(Seho”nburg)

ライン川の南側の山にそびえたつ古城ホテルの中でも、特に美しいと評判の「シェーンベルク城」。レ・ミゼラブルの作者が最も美しい廃墟と絶賛したとも言われています。

シェーンベルク城は、1166年にバルバロッサ皇帝の命によって建てられました。神聖ローマ帝国とフランス王国の間で起きた大同盟戦争で、フランス王国からの爆撃を受けて破壊されました。その後1166年にシュタウフェン家の皇帝フィードリヒ1世からこの領地を与えられ、以来その家臣がシェーンブルグ家を名乗るようになっています。ここは財源が豊富で、ライン川を通る船の関銭・領内で造られたワインの財源・結婚と、相続関係で財を成して領地を広げています。この頃はその財源を基にお城を増強し、ライン川でも屈指の大きさを誇る堅固な城へとなりました。しかしこの城も1688年~1697年にフランス側による爆撃を受けて落城しています。落城後10世紀に、ザクセン家の皇帝によって再築されました。

名前の由来は「シェーンブルク=美しい城」という意味。現在はしっかりと改修されていて「アウフ・シェンブルク(Burghotel Auf Sho”nburg)」という高級ホテルになっています。旅行者の疲れを癒す憩いの場としても人気なので、お城好きの方はぜひ宿泊してみてはいかがでしょうか。

⑦猫の城(Burg Katz)

建築主のカッツェンエルンボーゲン伯爵の名前が「ネコのヒジ」を意味していることから、こんなおかしな名称になっているお城。ネコの耳のような形の見た目からその呼び名がついたと思われがちですが、実際は人の名前からのもじり。1360年から1371年頃に建設されました。1692年ルイ14世の征服により、ラインフェルス城の包囲中に城は破壊されました。7年戦争では1758年にフランス人に征服され、1763年に返還。その後1806年にナポレオン・ボナパルトに主塔が破壊されました。1896年までそのままでしたが、購入者が修復を開始して1998年に修繕完了しています。

⑧ラインフェルス城(Burg Rheinfels)

13世紀にライン川を航行する船からの徴税のため築かれた「ラインフェルス城(Burg Rheinfels)」。ドイツには古城がたくさんありますが、ラインフェルス城ほど巨大な要塞はほとんどなく、ライン川沿岸では最大の城になります。1479年に当主のフィリップ1世が亡くなった時に家督が断絶。フィリップの娘婿のヘッセン方伯家が後を継ぐことになりました。ところが、30年戦争の最中にも関わらず遺産争いが勃発し、1623年にヘッセン・ダルムシュタット方伯が城を手中に収めます。

この時代の城は、増強・増築を繰り返しルネサンス様式に改築され、フィリップ2世の時代にはライン川周辺の城の中でも一際大規模で豪華な城となりました。13世紀以降、何度も包囲攻撃を受けましたが一度も落城したことがなく、16世紀後半にはドイツで最も強固な要塞の一つと言われています。終点の下船ポイント、ザンクトゴアールから丘を登って訪れることができるので、一緒に立ち寄るのがおすすめです。

ライン川クルーズで立ち寄るならここ!下船におすすめの街を紹介!

船の中から川沿いの古城見学も風情たっぷりで良いのですが、せっかくなら途中で下船して素敵なドイツの街を散策してみませんか?ここでは下船して満喫したいおすすめの街をご紹介致します♪

リューデスハイム

ライン川クルーズの始発点として定番の「リューデスハイム」。フランクフルト中央駅から乗り換えを1回し、約1時間ちょっとでリューデスハイム駅に到着します。ここはドイツの可愛らしいメルヘンチックな建物が並ぶ、歩くだけでも素敵な街!リューデスハイムは白ワインの名産地としても知られ、街から丘を見上げると山の斜面には一面にぶどう畑が広がっている光景を見ることができます。クルーズ船の始発をリューデスハイムにする場合は、出発時間まで街を散策するのがおすすめ!

ワイン博物館

リューデスハイムの船の乗船ポイントからライン川沿いに東へ徒歩2分移動すると、見えてくるのは「ワイン博物館(Rheingauer Weinmuseum Bro”m serburg)」です。1000年前に建てられ、ブレムザー城に設けられている歴史ある博物館。2000年前のワインの種類やワインが発展してきた経緯などをまとめた資料などが、建物の屋内外にたくさん展示されています。博物館の外観で最も目を引くのがテラス部分。テラスに登って対岸を見ると、そこにはユネスコ世界遺産にも登録されているローフスカプレ教会(Rochus Kaplle)を見ることができます。テラス席でライン川を眺めながら、ゆったりと時間を過ごすのもおすすめです。

英名 Rheingauer Weinmuseum Bro”m serburg
営業時間 10:00~18:00(最終入場17:15)※3月1日~10月31まで
入場料 5.00ユーロ(10人以上有料でワイン試飲可)

つぐみ横丁

ワイン博物館から更に240mほど東に移動してみると「つぐみ横丁(Drosselgasse)」があります。狭い路地になっていて、全長150mほどの区間の両側にワイン酒場が軒を連ねています。ここを訪れたワイン好きの旅行者は、つぐみ横丁で飲んだラインガウワインの味が忘れられないと語る人も。乗船前にちょっとワインの味を楽しむのにぴったりの場所です。

ジークフリ―ト・メカニカル楽器博物館

横丁内には「ジークフリ―ト・メカニカル楽器博物館(Siegfrieds Musi KKabineft)」があります。別名「ブラウザー館(Bromsrhot)」とも呼ばれているこの博物館は1542年に建築され、当時描かれたフレスコ画像も存在しています。巨大なオルゴールやカラクリ楽器のような自動演奏の楽器を観賞できるのも楽器博物館ならではです。

英名 Siegfrieds Musi KKabineft
営業時間 10:00~18:00 ※3月~12月まで
入場料 6.50ユーロ

バッハラッハ

ライン川沿いの街で特にドイツらしい街が広がっているのが「バッハラッハ」です。14世紀に建てられた古い木組みの家は、達ち並ぶとまるでおとぎの国へ舞い降りたかのよう。バッハラッハの街の由来は、ローマ神話に登場するワインの神「バッカス」からきています。アルテス・ハウス(Altes Haus)と呼ばれる旧家が街の中に点在していて、歪んだ感じが歴史を表しています。

ワイン作りに適した街でもあり葡萄畑があちらこちらに見えます。また少し高台に向かうと、11世紀後半か12世紀はじめに作られたシュターレック城があります。ブファル継承戦争(1688年~1697年)にフランス軍によって破壊されましたが、1925年~1927年にかけて復元され現在はユースホテルとしても人気です。

ザンクトゴアール

ザンクトゴアールは、リューデスハイムよりも混み合っておらず落ち着いた雰囲気で楽しめる上品な街。ラインフェルス城がある丘の下に広がっているので、街に着いたらまず頂上のラインフェルス城の所まで登り、ゆっくり街に向かって降って行くコースが定番です。ここで是非乗って欲しいのが、ドイツの可愛らしい汽車の形をしたロコモービル。距離の割にちょっとお値段が張りますが、その可愛らしい見た目に乗らずにはいられません!

ザンクトロアールの見どころといえば、ライン川から見える「ローレライ(Loreley)」と呼ばれる高さ132mの岩山。この断崖絶壁の岩山の麓では、若い船乗りが美しい乙女の歌声に惑わされて、次々と海の中に沈んでしまったと語り継がれています。ライン川クルーズの終着点です。

コブレンツ

「母なるモーゼル川」と「父なるライン川」の合流地点に広がる街「コブレンツ」古代ローマ帝国時代から歴史を持つこの街は、豊かな川のほとりで緩やかに発展を遂げてきました。また「ドイチェス・エック(Deutsches Eck)」と呼ばれる川が合流する三角地点は、「ドイツの角」にふさわしいドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の巨大な騎馬像が川を見下ろしています。

葡萄畑に囲まれたコブレンツは「モーゼルワイン」の産地としても有名です。「ワイン村」という名のレストラン「ワインドルフ(Weindorf)」では美味しいワインも飲むことができるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

エレンブライトシュタイン城塞

またドイチェス・エック近くから出ているライン・ロープウェイに乗ると、エレンブライトシュタインの街にそびえる「エレンブライトシュタイン城塞(Festung Ehrenbreitstein)」へ行くことが可能です。コブレンツ市街を一望できる絶景スポットになっています。

英名 Festung Ehrenbreitstein
営業時間 10:00~18:00(夏期の木~土・日・祝は10:00~17:30) ※4月~10月まで
入場料 片道6.50ユーロ/往復9ユーロ

エルツ城(Burg Eltz)

コブレンツには築800年以上の歴史を誇る名城「エルツ城」があります。建設当時と同じように、現在もエルツ家によって管理されており、その美しさは他を勝る一級品。エルツ城は一度も崩落していないため、ドイツでは珍しい完全オリジナルの状態を保っています。ユーロ導入前の、西ドイツ500マルクの紙幣のデザインになるほどの美城です。

英名 Burg Eltz
営業時間 9:30~17:30 ※3/29~11/1まで
入場料 9ユーロ
マリア・ラーハ修道院(Klostar Marla Laach)

またコブレンツには、ラーハ湖畔に佇むように1093年に創設されたベネディクト会の修道院があります。重厚な石壁が特徴のロマネスク様式の建物。中に入ると荘厳な雰囲気漂うキリストの装飾が、神聖な気分に浸らせてくれます。修道院の周りは園芸が盛んなので、温室や色とりどりの花々を眺めることも。

英名 Klostar Marla Laach
営業時間

【復活祭~11/1】…月〜土曜9:30~11:15,13:15~16:45、日〜祝日13:15~16:45
【11/2~復活祭】…月~土曜14:30~16:45,日・祝日13:15~16:45

ライン川クルーズの乗船・予約方法は?

ライン川クルーズでの乗船方法や乗船場所は様々ですが、おすすめはリューデスハイム〜ザンクトロアール間です。所要時間1時間40分くらいのライン川クルーズになります。

ライン川クルーズの乗船場所(リューデスハイム)への行き方

まずはフランクフルトからリューデスハイムの行き方について紹介します。フランクフルトから乗り換えが必要ですが、簡単な方法は下記の通りです。

フランクフルトからリューデスハイムの行き方

フランクフルト中央駅(Francfrut)
↓【ドイツ鉄道DB】
ヴィ―スバーデン駅(Wiesbaden)
↓【私鉄VIVS】
リューデスハイム駅(Ru”desheim)

ライン川クルーズのチケット購入&予約方法

予約の必要はありません。現地の船着き場で乗船券を販売していますので、個人であれば予約は必要無しで乗ることが可能です。クルーズ船は、KD社(ケルン・デュッセルドルフ汽船会社)が運営しています。耳寄りな情報としては、ジャーマン・レイル・パスを持っているとライン川クルーズの料金を20%割引きで購入できます。

▼KD社HP
http://aokitrader2.com/german-rail-pass

KDライン 2018 ライン川クルーズ時刻表(PDF版)
https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.kdrhine.com/rhineschedule.htm&prev=search

ライン川クルーズ乗船の際の注意点

ライン川クルーズの注意点は、冬季の10月下旬~4月上旬は運休することです。事前にHPなどでご確認の上お楽しみください。

ドイツ・フランクフルト観光といえばライン川クルーズ!!

今回はリューデスハイム〜ザンクトゴアール間のルートをご紹介しました。ライン川クルーズはドイツ旅行の中心となるイベント!もし行かれる際は、リューデスハイムの朝の9時代の便に乗船するのがオススメ!たくさんの見所があるライン川周辺だからこそ、1日たっぷり時間を使って満喫してくださいね♪

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