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パリの治安は?スリやテロの安全対策と旅行中の注意点まとめ

現地情報
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世界中から旅行者が訪れる観光地として人気のフランスの首都パリですが、観光地での窃盗事件、夜の外出など、旅の心配をされる方は多いはず。また、2015年に起きた同時多発テロもまだ記憶に新しいでしょう。

当記事では、パリで気になる治安の良い地区悪い地区安全対策について解説します。治安に対しての情報不足による不安を解消して、楽しいパリ旅行を実現させましょう!

パリの治安は大丈夫?全20区の治安情報をまとめて確認!

華やかで先進的なイメージが強いパリですが、パリは治安が悪いという情報も耳にしているはず。イギリスのエコノミスト紙が公開した「ヨーロッパの安全な国ランキング」では、フランスは154カ国中61位。2015年以降の「テロ発生件数が多い国の平和度ランキング」では、ワースト1位と散々な結果になっています……

実際のところは、治安に対して評判の良い街ではありませんが、パリ全域の地区で等しく治安が悪いわけではありません。観光客も基本的なことに用心していれば大丈夫!

パリの街は、地区によって生活している人のコミュニティが異なるので、環境が大きく異なり治安にも影響しています。下記ではパリの各区の実態を知ってもらうべく、全20区の治安状況をまとめました。

フランス・パリ全20区の治安状況確認表
区画 治安状況 街の雰囲気・観光名所
1区 観光地でスリが多発・治安が悪く注意が必要 パリの中心地でもある1区は、セーヌ川沿いにルーブル美術館、チュイルリー公園が広がり、シテ島の一部も含みます。ゆったりとした雰囲気ですが、観光客が多いのでスリも多発。
2区 治安はあまり良くない 1区の北側の2区は、オペラガルニエ宮の手前まで。東に行くに連れて人種が混ざり合います。
3区 比較的安全 レピュブリックからマレ地区までが3区。買い物客が多く、パリの若者も集まるエリア。
4区 観光地でスリが多発 マレ地区、ノートルダム大聖堂を含むシテ島、サン・ルイ島などの地区。観光客が多く、ショッピングエリアなので地元の買い物客も集まる。
5区 比較的安全 ソルボンヌ(パリ大学)をはじめ学生街が有名な地区。通称「カルティエ・ラタン」。自然史博物館や植物園などのんびり散策できるエリア。
6区 比較的安全 美しいリュクサンブール公園を中心としたパリ6区。 サンジェルマンデプレやサンシュルピスなど、お買い物エリアもあり。セーヌ川を挟んで北側(右岸)のショッピングスポットよりも路面店が多くゆったりとした雰囲気。
7区 観光地でスリが多発・治安が悪く注意が必要 エッフェル塔、トロカデロ、オルセー美術館など観光客が最も訪れる7区。パリの中ではハイクラスが住む高級で歴史を感じる地区ですが、観光スポットでは旅行者を狙った軽犯罪が多発。
8区 観光地でスリが多発 エトワールと呼ばれる凱旋門がある地区。シャンゼリゼ通りは買い物スポットとなり高級ブランドも軒を連ねていますが、観光客を狙った犯罪が多発。過去には発砲事件なども発生しているので、特にご注意を。
9区 観光地でスリが多発・治安が悪く注意が必要 オペラガルニエ、百貨店のギャラリーラファイエットやプランタンが並びます。旅行者の大定番の買い物スポットなので、それを狙ったスリなども集まります。人混みでは治安に注意。
10区 治安が悪く注意が必要 パリ北駅、東駅を中心とした10区は人種が入り混じるエリア。パリ初心者には雑多で少し危険な感じを受けるかもしれません。サンマルタン運河周辺などパリジャンが集まるヒップなエリアでもありパリの若者には人気の地区。
11区 比較的安全 人種が入り混じり目立った観光地はないものの、パリの若者に人気のエリア。人気雑貨店「メルシー」はどの旅行誌にも掲載されているトレンドの中心と言える店。アフリカ系の文化が浸透しているのでエキゾチックな魅力もあり。
12区 比較的安全 リヨン駅を含むセーヌ川の右手に位置する12区は、ヴァンセンヌの森など自然も多い地区。セーヌ川沿いのベルシー公園などゆったりとした雰囲気。
13区 比較的安全 セーヌ川沿いに国家事業で建てられた巨大な図書館や巨大なシネコン映画館が広がり、パリの中でも広い空間を感じられる13区は比較的安全。パリで最も大きなアジア系スーパーなどチャイナタウンもあり。
14区 比較的安全 モンパルナス周辺の14区は住宅街が多く、落ち着いた雰囲気。
15区 比較的安全 モンパルナスタワーを含むパリ15区は、「ボーグルネル」ショッピングセンター、自由の女神像などを含む住宅地。比較的高所得者層が住むので治安も問題なし。
16区 比較的安全 広大なブローニュの森を有する16区は、パリで最もリッチな層が暮らす地区。雑然とした様がなく治安も比較的安全。
17区 治安が悪く注意が必要 凱旋門から北にあたる17区では、外縁部に向けて雑然としてくる地区。夜歩きなど注意が必要です。
18区 治安が悪く注意が必要 モンマルトルの丘、サクレクール寺院や夜遊びのスポットとしても知られる18区は安価で滞在できる地区ですが、治安には十分に注意が必要。人種が混在していながら観光地でもあるので、旅行者をねらった犯罪が発生しています。クリニャンクールの蚤の市は有名ですが、こちらも上級者向けの地区。
19区・20区 治安が悪く注意が必要 フィルハーモニーの有名建築がある19区・20区も文化が混在している地区。場所によっては、辺りが暗くなってくると緊張感があるほど危ない雰囲気を感じるかもしれません。外縁部に向けて特に治安の悪い地区になります。初めての方の滞在地にはおすすめしません。
  • 治安が悪く注意が必要…ホテルをとったり、夜一人での外出は避けてください。
  • 観光地でスリが多発…ホテルの宿泊などは大丈夫ですが、観光地のため十分注意が必要です。
  • 比較的安全…被害などは少ないですが、日本よりは危険ですので注意してください。

パリで治安の悪い地区と特徴。観光地でも十分に注意を!

パリで治安の悪い地区は、観光地の多い中心部1〜4区と8〜10区、移民が多くなる北部の18〜20区です。特に旅行初心者は、事前に行く場所と行かない場所を決めておき、観光名所以外で治安の悪い地区へむやみに近づくのは止めておきましょう。

また、観光客が最も気をつけるべき犯罪が「スリ」。在フランス日本国大使館では毎年多くの窃盗被害が報告されています。特にパリでは、犯罪被害に慣れていない日本人をターゲットとした窃盗事件が多発しているので、外出の際には手荷物に十分注意が必要です。

パリで治安が良い地区と特徴。安心してホテルを選びならここ!

パリで治安の良い地区は、観光地でも比較的安全とされる3区、5区、6区と、移民の少ない地域である11〜16区です。ホテルを選ぶならこれらの地区か、観光地の中でも人通りが多く明るい立地のホテルや人気のホテルを選び、観光地を回るのがおすすめ。

近年、ツアーの格安化で安いホテルに泊まる日本人が増えていますが、パリは価格に比例して町の治安が悪くなり、サービスの質も下がります。安全性や交通の利便性を考えると、多少高くてもホテル代はケチらず、安全を考慮して旅行を楽しむべきでしょう。

治安が悪い場所はこんな所!パリの危険なエリアを紹介・解説

前章では、パリ20区の治安情報をお伝えしましたが、危険な区を避ければ絶対に安全というわけではありません。どんな区内にも、治安のいい場所・悪い場所は存在します。日本でも同じですよね。

では早速、パリの治安の悪くなる場所について解説していきます!

区に限らず、人がたくさん集まる場所にはスリに気をつけよう

最初に注意して欲しいのが「人が集まりやすい場所」。区に限らず、犯罪が集まりやすくなります。観光客を狙ったスリは人混みを利用して、財布を抜き取ったり、ひったくりを行ったりします。人混みでは油断もしやすいですが、周りへの警戒を怠らないようにしましょう。

スリの手口は様々ですが、以下のような手口が多く報告されています。強引な方法もあれば、感情に訴えかけるような方法まで、日本人には決して思いもつかなさそうな手口ばかり。事前に知っておくだけでも対策につながる筈。ぜひ目を通してみてくださいね。

  1. 美術館周辺の署名詐欺

    気の優しそうな女性(男性)が、英語で署名を求めて来ることがありますが、署名をしている間に別人から、財布をスられたり、カバンごと奪われたりします。彼らは集団で協力し、環境客相手に窃盗を繰り返します。

  2. レストランやホテルでの置き引き

    レストランのテーブルにカバンを置いたまま席を離れたり、ホテルのカウンターにカバンを置いて話し込んだり。日本人のやりがちな行動ですが、これもスリの格好の餌食です。

  3. 移動中の声掛け・立ち止まった時に

    移動中に突然フレンドリーに話しかけられ握手を求められたり、信号待ちをしている時には、油断しやすくなりまよねす。その隙に、ポケットのスマートフォンを盗まれたり、カバンの中を探られ貴重品を盗まれたりと、日常の中に窃盗犯罪が蔓延っています。

メトロ・RER電車内は油断NG!日本人向けアナウンスあり

電車やバスを利用する際にも注意が必要です。切符の購入や改札を通る時に、財布を狙われたり、車中でもスマートフォンをいじっていると、停車タイミングでスり逃げされることも。特に地下鉄の通路は入り組んでおり、一度逃げられたら捕まえるのは不可能です。

日本では考えられませんが、集団で車内に押し込み、一瞬にして金品を盗まれることもあります。スリは大人だけでなく、不良少年や小柄で足の早い小さな子供もたくさんいます。そのためパリの地下鉄では「スリに注意」と、日本語でのアナウンスがある程です。

パリの治安と犯罪の今。テロ対策・非常事態前言は解除済み

パリで最も多発しており、気をつけなければならないのが「スリ」「ひったくり」「詐欺」「押し売り」といった軽犯罪です。公共交通機関・観光地・歓楽街・レストラン・ホテルなど場で狙われるケースが多く、中には、慈善団体や警察官を装って近づいてきます。

また、パリの犯罪といえば、2015年〜2016年に起きた同時多発テロを心配している方も多いでしょう。当時は観光客も減ったようですが、2017年11月に非常事態前言は解除され、今もテロ対策が進んでいますので、過剰に心配する必要はありません。

パリの夜と夜間外出について。暗がりの小道や一人歩きに注意

さて、せっかくのパリ観光。夜の外出も楽しみたいですよね。基本的にパリの中心部であれば、夜も人通りが多く明るいので心配する必要はありません。これまで述べてきたように、エリアによって危険な場所があるので、それを事前に知っておくことが大切です。

夜は暗がりや一人歩きが狙われやすくなるので、細く暗い道は避けるべきでしょう。女性の一人歩きもおすすめしません。弱い立場は狙われやすく、最近では話しかけれて仲良くなった相手に、睡眠薬を盛られ貴重品を盗まれた…という被害も報告されています。

複数人での移動や公共交通機関の利用も、夜は危険なケースが増えます。暗がりでは人目が減り、犯罪行為が大胆になりやすいためです。パリに慣れていない人や帰りが遅くなった時は、タクシーを利用するなどし、犯罪に巻き込まれない工夫をしましょう。

パリの治安に合わせた4つの安全対策と身を守るための注意点

パリの治安状況についてはお分かりいただけたでしょうか?では、実際にどのようなことに注意し、対策をすれば安全な旅を楽しめるのかについて、順番に解説していきたいと思います。パリに限らず、色んな国へ行ってみたい!そんな方にも役立つ情報満載です。

「日本人は狙われやすい」の真実。どんな対策をすればいい?

正直に言って、日本人はどこの国でもスリのターゲットになりやすいです。理由は簡単で、あまり犯罪に巻き込まれた経験がなく、常に油断している人が多いから。犯罪が身近な人々とは、身なりや行動が全く違うので、日本人かどうかというのも直ぐにわかります。

元々、犯罪とはほぼ無縁の日本人は、普段からブランド物を身につけ、ヒールを履いて、ネイルをしたり、小綺麗な格好をしているので、海外では非常に目立ちます。現地へ行けばわかりますが、そんなわかりやすいオシャレをしているフランス人は一人もいません。

他の観光客と比べても、日本人は明らかに煌びやかなので一番目立つ存在です。スリは当然お金持ちを狙うので、格好の餌食となるわけです。パリで軽犯から身を守るには、服装はカジュアルで地味な装いを徹底し、ブランド物などは身につけないようにしましょう。

スリ対策にはカバンも重要!リュックやチャック付きを選ぼう

リュックでも電車・人混みは危険。カバンは前に持つ。 スリ被害を防ぐには「カバン選び」も非常に重要です。ブランドバックや肩掛けカバンは「どうぞ盗んでください」と言っているようなものなので論外。

おすすめは「リュック」ですが、カバン選びの際のポイントは以下の3点。目立たなくて丈夫なのがいいですね。

  1. チャックが付いている(鍵付きだと尚良い)
  2. リュックサックタイプを選ぶ(ベルト付きだと尚良い)
  3. 地味な色・破れにくい布で作られいる。

しかし、リュックだからと言って。電車・人混みでの危険は変わりません。スリは盗むのがとても上手。簡単にチャックを開けられてしまったり、布を切り裂かれ、中身を取られてしまいます。そこでもう一つ注意してほしいのが「カバンの持ち方」、次の2点です。

  1. リュックは背負うのではなく、お腹側(前)で持つ。
  2. 空いている手で抱き抱える感じで持つ。

一人旅で狙われる人・狙われない人の違いと注意するポイント

一人旅にパリを選ぶ方も多いと思いますが、一人だから危険、必ず狙われるという事実はありません。「どうみても観光客」「お金を持っていそう」「行動が目立つ」など、わかりやすい人が被害に遭いやすく、一人旅は貧乏旅の人も多いので、狙われにくい場合も。

初めての一人旅でも、以下のことに注意していれば被害にあう事はほとんどありません。大切なのは、現地の人々の習慣にできる限り馴染むことです。

  1. カジュアル・地味な装いを徹底する。腕時計やアクセサリーもNG。
  2. 財布やスマホは頻繁に取り出さない。お金は小分けにしてポケットを活用。
  3. カバンはリュックが基本。鍵付きの旅行バッグなどを選ぶ。
  4. はしゃいだり目立つ行動をしない。知らない人についていかない。
  5. 夜の外出は行動範囲や移動手段を決めておく。

写真を撮りたい!一眼レフを持ち歩くならカモフラージュ必須

綺麗な写真を撮りたい。一眼レフなどのカメラを持っていきたい…その気持ちはよくわかります。が、やはり高価なモノはスリなどのターゲットになります。どうしても持っていきたい場合は以下の5点を守ると良いです。目をつけられないようにすることが重要。

  1. カメラバックは絶対に使わない。(ここにあります!と言っているようなもの)
  2. 撮影する時にだけ取り出す。首からカメラを下げない。
  3. 夜間は建物の中から撮影するなどし、暗闇でカメラを使わない。
  4. カメラのブランドロゴをテープなどで隠す。(安物にみせる)
  5. ストラップは地味なモノを選び、ガムテープなどで故障を装う。

パスポートや旅券の紛失・盗難時、何かあったら日本大使館へ

どんなに事前に対策をしていても、被害に合ってしまう場合があります。 現金を盗まれるだけでなく、パスポートごと盗まれることも少なくありません。不安になると思いますが、紛失や盗難にあった場合は速やかに「在フランス日本国大使館」へ連絡しましょう。

在フランス日本国大使館

電話番号01-4888-6200(代表)

館名 Ambassade du Japon en France
住所 7, avenue Hoche 75008 Paris(MAP
営業時間 月~金 9h30-13h00 / 14h30-17h00
アクセス バス ・Murillo (84番) ・Courcelles (30番) ・Hoche-Saint-Honoré (31, 93, 43番) メトロ(地下鉄) ・Courcelles (2番) ・Charles de Gaulle-Etoile (1番) 郊外電車 ・Charles de Gaulle-Etoile (RER A)
サイトURL https://www.fr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

連絡先はスマートフォンのメモ帳を使ってもいいですが、万が一の時を考え、ノートに書いておくなど2重で対策しておくことをおすすめします。大使館には日本人が駐在していますので、連絡が取れればあとは安心して対応を任せることができます。

治安対策はやって損なし!最高のパリ旅行にしよう

初めて旅行に訪れる方にとって、パリの治安は不安に感じる部分も多いかもしれませんが、元来のフランス人は非常に心優しく親切で、豊かな国民性なのも事実です。いずれにしても、旅行に危険はつき物。

事前に治安を把握して、対策しておくことがパリを安全に楽しむ秘訣です。

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