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セーヌ川クルーズでパリ観光を満喫!おすすめホテルからセーヌ川の意外な楽しみ方まで

観光
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誰もが憧れるフランスの首都・パリ。そんなパリの街の文字通り中心を流れるのが、今回取り上げるセーヌ川です。セーヌ川はフランス人にとってはもちろん、私たち旅行者にもとても重要な存在

セーヌ川クルーズでパリの街を効率よく観光したり、川沿いのカフェを利用したりと、実はセーヌ川を攻略することがパリ観光を満喫するための近道なんです!

そこで今回は、セーヌ川の生い立ちからクルージング乗り場などの役立ち情報、夏場にはビーチ(?)にもなるセーヌ川の意外な利用方法、周辺のおすすめホテルや驚きのトイレ事情まで、セーヌ川にまつわるあれこれをまとめてお届けします。

パリのセーヌ川クルーズとは?

パリ市内の中心を流れるセーヌ川の周辺には、エッフェル塔やルーブル美術館、オーブル美術館にノートルダム寺院などなど、数多くの有名観光地、観光エリアが集中しています。さらにセーヌ川に数多く架かる橋はどれも個性的で、それ自体が一つの観光地に。

そんなパリの街をゆったりと効率よく観光できるのが、セーヌ川クルージング。セーヌ川周辺の主要観光地を一度に周ることができるため、パリ観光が初めてという人はもちろん、普段とは違った角度からパリの街並みを眺められると、地元パリジャン・パリジャンヌにも大人気なんですよ。

セーヌ川クルーズにはいくつもの観光地を巡る観覧クルーズのほか、ランチやディナーがセットになったプランもあります。さらにパリの街並みは昼と夜では全く異なった表情を見せるので、時間帯を変えてのクルージングも楽しめますよ。パリ観光を満喫したいなら、セーヌ川クルーズは絶対に外せません

パリのセーヌ川クルーズ見どころ

フランスやパリ観光が初めてという人だけではなく、何度もパリに訪れているリピーターにもおすすめのセーヌ川クルージング。ここからは、より具体的にセーヌ川クルーズの見どころ・おすすめポイントを紹介していきましょう。

セーヌ川クルーズおすすめポイント①ディナークルージング

セーヌ川クルージングには、大きく分けて「遊覧のみ(食事なし)」のクルーズと、「食事付き〈ランチorディナー)」のプランがあります。この中でも特にディナークルージングは、夕日が沈み、夜の帳が落ちてくるパリの街並みを眺めながら美味しい料理と特別な時間を過ごせると大人気のプランです。

一般的なディナークルーズのメニュー
  • オードブル(鴨のフォアグラとプチ・バケットのトースト、サーモン・マリネとルーズベルトポトとのプチサラダなど)
  • メイン(鶏のシュプレーム・マッシュルムームソースとポテトのオーブン焼き、サーモンステーキ・コリアンダーソースとほうれん草添えなど)
  • チーズもしくはデザート(旬のチーズ2種、ゆずとパッションフルーツのムースケーキ、プラリネフォンダン・オ・ショコラなど)
  • コーヒーもしくは紅茶
  • ドリンク(ワイン2人で一本/ミネラルウォーター2人で一本)

食の都・フランスのパリらしく、ディナークルージングでも本格的なフレンチ料理をいただけますし、ワインがセットになっているのもフランスらしい。これで料金はコミコミで75€~(約9,560円)ですから、割とリーズナブルではないでしょうか。

また、遊覧のみのクルージング時間が1時間のところ、ディナークルージングは2時間が一般的。ゆったりと、優雅にセーヌ川からパリの街並みを眺めながらのディナークルーズは貴重な旅の思い出になること間違いなしですよ。

セーヌ川クルーズおすすめポイント②セーヌ川に架かる個性豊かな橋

セーヌ川には合計37もの橋が架かっていて、その一つ一つがどれも個性的。ここではセーヌ川クルージングで実際に見ることの出来るおすすめの橋を紹介します。

船でゆったりと近づきながら、真下をくぐり抜けるクルージングから見る橋は地上から眺めるのとは全く違う印象を受けます。パリの街を彩る様々な橋の姿をこの機会にしっかりとその目とカメラに収めてくださいね。

  • アレクサンドル3世橋

最初に紹介する「アレクサンドル3世橋(Pont Alexandre III)」はセーヌ川に架かる橋の中でも最も美しく、最も人気のある橋として知られています。

橋の四隅で金色に輝くのは、それぞれ・芸術・農業・闘争・戦争を表す女神がペガサスに乗る姿。芸術の都・パリらしい荘厳さと気品を兼ね備えています。

他にも様々な装飾が施されたこの橋の姿をじっくりと眺めるにはやはり船の上からが一番。まるでそれ自体が一つの芸術品のようです。特に明かりを灯す夜のアレクサンドル3世橋の美しさは筆舌に尽くしがたいほど。ぜひ実際にその目でご覧になってみてください。

  • ビル・アケム橋

続いて紹介する「ビル・アケム橋( Le Pont de Bir-Hakeim)」はセーヌ川の歴史ある橋の中では最も近代的なデザインで美しいフォルムが魅力。映画「のだめカンタービレ」や「インセプション」にも登場したため、見覚えがある方も多いかもしれません。

この橋は二重構造になっていて、1階は歩行者と自動車用、2階がメトロ6号線の線路となっています。ビル・アケム橋周辺から見るエッフェル塔が最も美しいと言われていて、この橋とともにセーヌ川クルージングの見どころの一つ。

またこの橋がかかる中洲の島にはあの自由の女神像(後述します)があることでも有名です。

・ポン・ヌフ

「ポン・ヌフ(Pont Neuf)」の『ポン』はフランス語で『橋』、『ヌフ』は『新しい』という意味ですから、『ポン・ヌフ橋』という表記は間違い。セーヌ川にかかる計37の橋のうち、最も古いこの橋が『新橋』という名を持つのは、その橋の形状がこれまでとは全く異なる新しいスタイルだったからです。

当時のフランスの橋の上は、露天や見世物小屋などが並び、パリ市民憩いの場所でもありました。それを人や車の往来だけに限ったこの橋が建造されたおかげで物流が活発になり、パリは都市として一層の発展を遂げることになったんです。

小さなアーチが連続する作りのこの橋は1607年に建造。白い石材が輝くその姿は、当時と変わらぬ美しさを見せてくれます。パリ旧市街の中心にあり、パリの街の歴史とともにあったポン・ヌフ。船の上から眺めるその景色はパリの歴史を感じられるでしょう。

  • ポン・デ・ザール

『芸術橋』という名を持つ「ポン・デ・ザール(Pont des Arts)」は、『芸術の宮殿』とも呼ばれたルーブル宮殿(ルーブル美術館はルーブル宮殿内にあります)へつながる橋という由来があります。しかし、現代では『恋人たちの橋』という名前の方が一般的でしょう。

恋愛成就の願掛けとして、橋の欄干に南京錠をかけ、鍵をセーヌ川に投げ込むことが大流行。しかし、結果として南京錠の重みで橋のフェンスが剥がれる事態に。あまりにも危険だということで、2015年に南京錠が撤去され、再び南京錠がつけられないように、アクリル板が設置されることになりました。

(当時のポン・デ・ザール)

取り付けられた南京錠の総数は100万個、重さは50トンにも達したと言いますから、やはり相当危険だったんでしょうね。しかし現在でもわずかな取り付け可能なスペースにかけられた南京錠を目にすることができます。船からこの橋を眺める際には、南京錠があるかどうか確認してみるのも楽しいかもしれませんね。

セーヌ川クルーズおすすめポイント③エッフェル塔

パリで最も有名な観光地と言えば、やはりフランスの象徴でもあるエッフェル塔。もちろん、直接エッフェル塔の近くまで出向いたり、塔に登ったりするのも楽しいですが、船の上から見上げるエッフェル塔はまた格別です。

何しろエッフェル塔の高さは324m。そして塔の周りには他に視界を遮るような高い建物も存在しませんから、クルージング中、常にエッフェル塔を目にすることができます。それだけに様々な角度からエッフェル塔を眺めることができるんですね。

さらにおすすめなのが、日没後にライトアップされたエッフェル塔。きらめくエッフェル塔と街の明かりが川面に映し出される姿は息を呑むほどの美しさ。ただし、パリの日没時間には注意が必要です。夏場のパリの日没時間はとても遅いため、その時間に合わせたクルージングをチョイスする必要がありますよ。

パリの日没時間目安
  • 夏場(8月)の日没時間:21:30ごろ(サマータイム反映時間)
  • 冬場(1月)の日没時間:17:00ごろ

セーヌ川クルーズおすすめポイント④ノートルダム大聖堂

パリの「ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)」は世界遺産にも登録される、ゴシック様式の最高傑作です。全長127.5m、高さ32.5m(身廊部分)、幅12.5mのこのローマ・カトリック教会の大聖堂は、あのナポレオンの戴冠式など、パリの歴史を850年にわたって見守り続けてきました。

ノートル大聖堂と言えば、正面から見据えたときの二本の塔が印象的ですが、セーヌ川クルージングではその反対側の姿も見ることができます。筆者はこの角度からみるノートルダムが一番のお気に入り。ほかにも紙細工のような繊細な建物のつくりなど、船上ならではの眺めでノートルダム寺院を満喫できます。

全体の色合いから「白い貴婦人」とも称されるノートルダム大聖堂。ぜひ様々なアングルからその美しい姿を堪能してください。

セーヌ川クルーズおすすめポイント⑤シテ島&サン・ルイ島

パリの中心部を流れるセーヌ川には、実は2つの島が存在します。それがシテ島(Il de la Cite )とサン・ルイ島(Ile Saint Louis)。ノートルダム大聖堂があるのがシテ島で、サン・ルイ島は多くの著名人も居を構えるパリ屈指の高級住宅街として知られています。

どちらも歴史は古く、セーヌ川周辺地域として世界遺産に登録されています。2つの島と両岸はそれぞれ橋で繋がれていて、徒歩で上陸可能。周囲を歩いて回っても2時間たらずの小さな島ですが、パリの魅力がギュッと詰まったエリアです。

観光客が主に訪れるのはシテ島ですが、パリっ子が憧れるサン・ルイ島もパリの中心部にあるにも関わらず静かで落ち着いた雰囲気に包まれていて、なんとも言えない味わいがあります。この2つの島を同時に眺められるのは、セーム川クルーズならではですよね。

セーヌ川クルーズおすすめポイント⑥自由の女神像

「パリの自由の女神?それってニューヨークの真似?」と思われるかもしれませんが、実はニューヨークの自由の女神像はアメリカ合衆国の独立100週年を記念してフランスから贈られたもの。そしてパリの自由の女神像は、フランス革命100週年に合わせてフランスに住むアメリカ人がお礼として寄贈したものなんです。

パリの自由の女神像は前述のビル・アケム橋がかかる中洲、グルネル橋のたもとに位置します。全長は11.5mとニューヨークの自由の女神像の約3分の1。セーヌ川クルーズではちょうどこの自由の女神を過ぎた辺りでUターンすることが多いので、絶好のシャッターチャンスが訪れます。

この自由の女神像を正面から捉えられるのはセーヌ川クルーズだけ。エッフェル塔をバックにした自由の女神の姿をぜひカメラに収めて下さい。ちなみに、ニューヨークに贈った自由の女神像のオリジナルがパリ市内のリュクサンブール公園の中にあります。そちらもぜひお立ち寄りください。

セーヌ川クルージング時の服装

セーヌ川のクルーズ船はガラス張りのものが多く、室内でも十分に景色を楽しめます。でもやっぱりデッキにも上がりたいですよね。デッキに出て風にあたると、夏場でも肌寒く感じます。ぜひジャケットなどの羽織れるものを用意して下さい。

また、遊覧のみのプランではどんな服装でも問題ありませんが、ディナークルージングにはドレスコードが指定されていることが多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。

【ディナークルーズのドレスコード】

  • 男性:フォーマルタウンウェア。襟付きシャツ(ネクタイは不要)、ジャケット、チノパン、スラックスなど。Tシャツ、ジーンズ、スニーカーなどは避けたほうが無難。
  • 女性:フォーマルなタウンウェア。ワンピース、パンプス、ヒールサンダルなど。ただし夏でも夜のパリは冷え込むので、防寒対策は忘れずに。

セーヌ川4つの観光クルーズ船

セーヌ川クルーズの魅力についてしっかりと理解できたところで、セーヌ川クルーズを行っている船会社について紹介しましょう。

現在、セーヌ川クルーズを行っている主な船会社は4つそれぞれ特徴が異なるので、自分の希望や旅行のプランに合わせた船会社をセレクトしてくださいね。

セーヌ川観光クルーズ船①バトビュス

最初に紹介する「バトビュス(Batobus)」はフランス語で『ボート(Bato)バス(Bus)』、つまりセーヌ川を渡る水上バス。バトビュスはセーヌ川を周遊して周辺の主要観光スポットの停留所に停泊、どこからでも乗り降り可能なため、セーヌ川クルーズだけではなく、パリ市内観光にもとても便利なんです。

バトビュスの停留所があるのは、ルーブル美術館、シャンゼリゼ、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂などの主要観光スポット9ヶ所。1日券(2日券も有り)を購入すれば乗り放題となるため、セーヌ川観光クルーズと市内観光をまとめて楽しめます

もちろん、船に乗りっぱなしでセーヌ川クルーズを堪能するのも自由。その際は他の観覧クルーズよりも大回りのルート(他社のディナークルーズと同じルート)を通りますので、じっくりとセーヌ川クルージングを楽しめます。

バトビュス(Batobus)詳細
乗り場 主要観光地近くにある停留所9ヶ所
ルート パリ市庁舎→ルーブル美術館→シャンゼリゼ(コンコルド広場)→ボークネルド→自由の女神(Uターン)→エッフェル塔→オルセー美術館→サンジェルマン・デ・プレ→ノートルダム大聖堂→パリ植物園→(周遊)
所要時間 約120分
営業時間 10:00~最終便は時期によって異なる(1/4~3/24:平日17:00/金・土・日19:00。3/25~4/28:平日19:00/金・土・日21:30。4/29~9/4:終日21:30。9/5~11/2:平日19:00/金・土・日21:30。11/3~12/18:平日17:00/金・土・日19:00。12/19~1/1:終日19:00。1/2~3/30:平日17:00/金・土・日19:00)
チケット代金 1日券:大人17€、子ども(3~15歳)8€、3歳以下無料/2日件:大人19€、子ども10€、3歳以下無料
チケット購入方法 各停留所で当日購入可能/公式HPから事前予約可能(当日チケット引き換え)
公式HP http://www.batobus.com/en.html(英語)

セーヌ川観光クルーズ船②バトームッシュ

バトームッシュ(Bateaux-Mouche)」は1949年創業の老舗のクルーズ会社。数あるクルーズ会社の中で最も有名で、セーヌ川クルーズ自体をバトームッシュと呼ぶこともあるほどです。

ルートはアルマ橋を出発し、ルーブル美術館やノートルダム大聖堂、エッフェル塔などの主要観光スポットをしっかりと網羅します。観覧クルーズのほか、ディナークルーズもあるため、希望に合わせたセーヌ川クルーズを楽しむことができるでしょう。

公式サイトが日本語対応なのが嬉しいところ。ただし、フランス本社のHPと、バトームッシュの公認日本代理店が運営するサイトがあるため、逆にちょっと分かりづらい面も。日本代理店のHPの方が見やすくて安心ですが、フランス本社のHPの方がよりプラン・バリエーションが豊富です。よく見比べて選んでください。

バトームッシュ(Bateaux-Mouche)詳細
乗り場 アルマ橋ぎわ(セーヌ川右岸)
ルート アルマ橋出発→コンコルド広場→オルセー美術館→ルーブル美術館→シテ島→ノートルダム寺院→サンルイ島(Uターン)→エッフェル塔→シャイヨー宮→自由の女神→アルマ橋終着
所要時間 遊覧クルーズ:約1時間10分/ランチクルーズ:約1時間45分/ディナークルーズ:約2時間15分
営業時間 ハイシーズン(4月~9月):10:00~22:30まで30分ごとの出航/ ローシーズン(10月~3月):11:00~21:20まで40分ごとの出航。週末は10:15に追加出航有り。食事付きクルーズはプランによって出航時間が定められている。
チケット代金 遊覧クルーズ:大人14€、子ども(12歳未満)6€、4歳未満無料/ランチクルーズ:大人60€、子ども37€/ブランチクルーズ:大人55€、子ども30€/ディナークルーズ:大人75€、子ども37€(各種プランあり)
チケット購入方法 HP(日本語)から予約購入可能
公式HP パリ本社HP:http://www.bateaux-mouches.fr/ja 日本代理店HP:http://bateaux-mouches-japon.com/index.html

セーヌ川観光クルーズ船③バトーパリジャン

続いて紹介する「バトーパリジャン(Bateaux Parisiens)」はセーヌ川クルージングの中で唯一日本語ガイドサービスを提供しているクルーズ会社です。

出発地点はエッフェル塔のふもと。シテ島やルーブル美術館を眺めながら、ノートルダム大聖堂の先のフランス国立図書館付近でUターンするルートを通ります。遊覧クルーズのほかランチクルーズディナークルーズ、さらに季節ごとのスペシャルクルーズや貸し切りでプライベートクルーズを楽しむことも可能です。

遊覧クルーズのチケットは乗り場の窓口で当日の購入も可能なため、天気や時間帯を見極めて参加するのが吉。遊覧クルーズの所要時間は約1時間なので、観光スポットを見やすい昼間と、夜景が楽しめる日没後と両方合わせて楽しむのもおすすめですよ。

バトーパリジャン(Bateaux Parisiens)詳細
乗り場 エッフェル塔近く、PORT DE LA BOURDONNAIS3番桟橋
ルート エッフェル塔出発→シテ島→コンコルド広場→ルーブル美術館→オルセー美術館→ノートルダム大聖堂→フランス国立図書館(Uターン)→エッフェル塔乗り場
所要時間 遊覧クルーズ:約1時間/食事付きクルーズ:約2時間
営業時間 4・5・9月:10:00~22:30の間で30分おきに出発(週末は23:00まで)/6・7・8月:10:00~23:00の間で30分おきに出発/10月~3月:10:30~22:00の間で60分おきに出発(週末及び連休中は10:00~22:30)/クリスマスや正月など営業時間の変更あり/食事付きクルーズは定刻出発
チケット代金 遊覧クルーズ:大人15€、子ども(12歳未満)7€、4歳未満無料/ランチクルーズ:大人59€~、子ども34€~(各種コースプランあり)/ディナークルーズ:大人69€~、子ども34€~(各種コースプランあり)
チケット購入方法 遊覧クルーズは当日乗り場窓口で購入可能。食事付きクルーズは要事前予約(旅行会社のサイトから日本語で予約可能)
公式HP http://www.bateauxparisiens.com/(英語)

セーヌ川観光クルーズ船④ヴデット・デュ・ポン・ヌフ

最後に紹介する「ヴデット・デュ・ポン・ヌフ(Vedettes du Pont Neuf)」はその名の通り、ポン・ヌフから出港するセーヌ川クルージングを開催するクルーズ会社。観光の合間に気軽にセーヌ川クルージングを楽しみたい人には最適です。

これまで紹介した4社の中で料金は最も安く、遊覧クルーズ(食事付きプランは無し)の通常料金は大人14€ですが、ネットで予約すると10€で楽しめます。クルーズ船はやや小さめですが、コースも他社と大きく変わることはないため、安いと言ってもしっかりとセーヌ川クルージングを満喫できますよ。

クルーズ中の案内がガイドによるライヴ解説なのも特徴。英語とフランス語による案内ではありますが、待合室には日本語のパンフレットもあるため、大きな問題はないでしょう。むしろ陽気なガイドの解説は内容は理解できなくても面白さが伝わってきます。

ヴデット・デュ・ポン・ヌフ(Vedettes du Pont Neuf)詳細
乗り場 ポン・ヌフのたもと
ルート ポン・ヌフ出発→オルセー美術館→コンコルド広場→エッフェル塔(Uターン)→ノートルダム大聖堂→、フランス国立図書館(Uターン)→ポン・ヌフ到着
所要時間 約1時間
営業時間 10:30~22:15の間で30分~60間隔出航(季節により最終便時間変更あり)
チケット代金 大人14€、子ども(12歳未満)7€、4歳未満無料/ネットの事前予約で大人12€、子ども5€/時間指定でさらに割り引き:大人10€、子ども5€
チケット購入方法 当日購入可能/ネットの事前購入で割り引き有り
公式HP http://www.vedettesdupontneuf.com/cruises/(英語)

セーヌ川概要:パリの街はセーヌ川から始まった!

セーヌ川はパリの象徴的な存在。パリ市内の中心を流れるこの川の北側をパリ右岸、南側をパリ左岸と呼ぶように、フランス人にとっては生活と切り離すことのできない大切な川です。

セーヌ川の全長は約780km。フランスではロワール川に次いで二番目に長い川。フランス中部に位置するディジョンに源を発し、大きく蛇行しながらパリ市内、フランス西部地方を抜け、イギリス海峡へと注ぎます。シェリー橋からイエナ橋までの約8kmのエリアが1991年に世界文化遺産としても登録され、周辺には有名観光地も多く、まさにパリ観光の中心

もとをたどると紀元前300年頃、ケルト人がセーヌ川を下り、セーヌ川の中にあるシテ島を発見、上陸したことに起因します。その後シテ島には王宮や大聖堂が建てられてフランスの中心地として発展を続け、花の都とも称されるパリの街並みを形成。つまり、パリの歴史はセーヌ川とともにあるんですね。

花の都が水の都に?セーヌ川の氾濫

今年2018年1月に、大雨による影響でセーヌ川の水位が上昇し、一部で氾濫、観光地の閉鎖や地下鉄などの公共機関の運行にも支障が出るなど、パリは大混乱に陥りました。実はパリは2016年にもセーヌ川の氾濫による洪水に見舞われ、その時には2人が死亡するという大惨事が起こっています。

セーヌ川だけではなく、フランスの各地で大雨になったのは温暖化が原因と言われています。フランスやパリは冬の気温が高いと1月~2月にかけて大雨になる傾向があります。その頃はちょうどファッション・ウィークの開催とも重なるため、この時期のパリ観光を計画している方は、気温や雨量にも十分注意して下さい。

セーヌ川周辺のトイレ事情

パリ観光で注意していただきたい点の一つがトイレに関して。実はパリ市内には日本と比べるとビックリするほどトイレの数が少ないんです。現在、パリ市内には写真のような公衆トイレが約400基ありますが、そのほとんどが地下鉄駅の入り口や観光地周辺に設置されているため、ちょっと足を伸ばすと全く見かけられなくなります。

そしてこのトイレ、男女共用でさらに一人用のため、観光地にあるトイレでは行列ができることも。しかも用を足して退出後にならないと水が流れない(ドアが閉まって自動で全体を洗浄する)ため、誤って入るとずぶ濡れになる危険もあります。

前の人が出てきても慌てて入らず、入り口のライトが緑色になったことを確認してから入室するようにして下さい(黄色は使用中、青色が清掃中、赤色は利用不可)。

数が少なくて不便な公衆トイレの代わりに設置されているのがこの「ユリトロトワール(uritrottoir)」。この赤い箱(?)が実は男性用の小便器なんです。中には水の代わりにわらが詰められていて、匂いもほとんどしないということですが…。

もちろんプライバシーは保てませんし、なにより女性が利用することができないことからパリっ子にも大不評。パリ市内やセーヌ川周辺の観光時には常にトイレの場所を意識しておく、もしくは緊急時にはカフェのトイレを借りるなどの手段を講じることが必要です。

セーヌ川はゴミで汚い?

世界一美しい街と称されることもあるフランスのパリですが、実際に通りを歩くと歩道の汚さにビックリすることがあります。実は、中世のフランス・パリでは汚物などを通りに放り投げハイヒールはそんな道路を歩く際に足を汚さないために生またものお風呂にもほとんど入らず、体臭を消すために香水文化が発達したというから驚きです。

そうした背景があるためか、パリっ子は道端にゴミをポイ捨てするのをなんとも思いません。そうした街の汚れがセーヌ川に集中するため、川面には様々なゴミが浮かんでいるんです。さらに下水道が整っていないエリアでは汚水がセーヌ川に垂れ流しになっているため、水は緑色に濁り、川での水泳が禁止されています。

ところが、最近になってそんなセーヌ川にも変化の兆しが表れました。2024年のパリ五輪が決定し、セーヌ川がトライアスロンとオープンウォーター(野外競泳)の会場になったんです。現在、セーヌ川の水質改善のために様々な取り組みが行われています。早く綺麗になったセーヌ川を目にしたいですね。

セーヌ川の散策&おすすめの過ごし方

これほどパリっ子の思い入れのあるセーヌ川のことですから、クルージングだけがセーヌ川の楽しみ方ではありません。パリならではの川との付き合い方、楽しみ方がありますので、その点も紹介しましょう。

夏限定!パリ・プラージュでプチバカンス

パリっ子に限らず、フランス人はバカンスをとても大切にします。夏場に長期の休暇をとって、避暑地でのんびりと過ごすのが定番の過ごし方。しかし、どうしてもバカンス休暇を取れない人のために用意されるのが、この「パリ・ブラージュ」。なんとセーヌ川沿いに作られた、人工のビーチなんです。

このパリ・プラージュは2002年に始まり、シーズンを重ねる毎に大規模化。2016年までは本物の砂が運び込まれてビーチを整えていまいたが、2017年以降、政治的な理由によって浜辺は作られなくなりました。かわりに貯水池を利用したプールや子供向けのアスレチックペタンクに野外コンサート会場などなど、大人も子どもも楽しめる施設が用意されています。

このパリ・プラージュはもちろん観光客も利用可能。地元パリジャン・パリジャンヌに混じってパリ・プラージュでパリの夏を満喫すれば、すっかりパリっ子気分!貴重な旅の思い出づくりに、日が長いフランス・パリの夏をパリ・プラージュで楽しんでみませんか?

素敵なカフェで優雅な時間を

フランスやパリを訪れたら、やはり本場のカフェを体験しない手はないですよね。カフェはフランス文化に欠かせない大切な場所。単なる飲食の場というよりも、サードプレイスとしてずっとパリっ子に愛されてきました。

セーヌ川沿いにはそんなパリを代表する有名カフェも多数店を構えています。しかし、ここはあえてこだわらずに、セーヌ川散策の途中に気になったカフェにふらりと入ってみるのはどうでしょうか?パリのカフェは時間をとても大切にします。コーヒー一杯で何時間過ごしても決して急かされることはありません。

ぜひ自分の直感でお気に入りのカフェを見つけてみてくださいね。

パリのカフェの利用方法
  • 「カフェ」と「サロン・ド・テ」の違いは食事が出るかどうか。カフェは朝早くから夜遅くまで営業し、朝食からランチ、軽食、ディナー、アルコールまでメニューの幅が広い。
  • パリのカフェはテラス席、店内席、カウンターに分かれ、それぞれ価格帯が異なる。一般的にカウンター席が一番安く、常連が座るのもここ。観光客はテラス席か店内席に落ち着こう。
  • テーブルごとに担当のギャルソン(ウェイター)が決まっている。料金にサービス料が含まれているため、チップは不要。会計もテーブルで済ませる。
  • パリはスリが多いため、カフェでも貴重品の管理はしっかりと。特にテーブルの上にスマホなどを出しっぱなしにしておくと、目を離したスキに盗まれてしまうことも。
パリのカフェのメニュー・注文方法
  • コーヒー:カフェのメニューの一番上にあるコーヒー(Café)は日本で言うエスプレッソのこと。いわゆるブレンドコーヒーのようなものはフランスではあまり飲まれない。エスプレッソは味が濃く、苦味も強いため、砂糖をしっかり入れて一気に飲み干し、カップの底に溜まった砂糖をティースプーンですくって味わうのがフランス流。エスプレッソでは量が足りない、という場合はエスプレッソをお湯で薄めたカフェ・アロンジュ(café allongé)を頼むと良い。量は日本のコーヒーと変わらないが、味と香りは濃厚。
  • カフェ・オ・レ:フランスでカフェ・オ・レというと、ミルクを入れたコーヒー全般を指し、カフェ・オ・レという商品は存在しない。いわゆるカフェ・オ・レを飲みたいなら、カフェ・クリーム(café crème)を注文しよう。他にもクリーム状にしたミルクをたっぷり注ぐイタリア式のカフェ・ラテ(café latte)や、少量のミルクを入れたカフェ・ノワゼット(café noisette)などもある。
  • クロックムッシュとクロックマダム:最近日本でも人気のクロックムッシュ(croque-monsieu)とクロックマダム(croque-madame)。ハムとチーズを挟んだサンドウィッチの表面をカリッと焼き上げたのものがクロックムッシュで、クロックマダムはそれに目玉焼きが乗せたもの。要はハムチーズ・ホットサンドだが、パリのカフェでは定番のメニュー。朝食だけではなく、小腹が空いたときの軽食としても人気。

世界遺産でランニング

フランス人は他の西欧諸国と比べてあまり運動をしないことで知られています。でもそんなフランスでもセーヌ川沿いでランニングを楽しむ人の姿を見かけることも多くなってきました。セーヌ川沿いの世界遺産を眺めながら、自分のペースでジョギングを楽しむのはなんとも素敵な時間ですよね。

ジョガーにおすすめなのが、ルーブル美術館周辺からエッフェル塔までを往復するコース。見ごたえのある建造物も多く、往復で7~8kmとちょうど手頃な距離でもあります。普段からランニングを趣味・習慣にしている人は、セーヌ川沿いという贅沢なロケーションで楽しんでみるのはいかがでしょうか。

セーヌ川付近のおすすめホテル3選

最後に、パリ観光とセーヌ川を十分に満喫できるおすすめのホテルを紹介します。素敵な旅にはしっかりとしたホテル選びがとても大切。ぜひ参考にしてくださいね。

最新リバーフロントホテル「オフ・パリ・セーヌ」

2016年にオープンしたばかりの、パリで初めてのセーヌ川に浮かぶ水上ホテル。雑誌やテレビでも取り上げられ、今最も注目されているホテルなんです。とにかくオシャレで、全体的なセンスの良さはさすがフランス。セーヌ川で優雅なリゾート気分を味わえます。

部屋の窓は三重になっているため、外からの騒音は全く気になりません。逆に街の明かりできらめくセーヌ川の川面や、鉄橋を走るメトロの車両、セーヌ川を行き来する船の様子など、ほかではなかなか見ることのできないパリの一面を垣間見ることができます。

ホテルには一般にも開放されているバー&レストランも併設されているため、流行に敏感なパリジャンやパリジェンヌに混じって上品なパリの夜を楽しむことも。パリっ子でも見たことがないセーヌ川の様子を間近で感じることのできるこのホテル。セーヌ川を通してパリの最新トレンドを感じることができるでしょう。

オフ・パリ・セーヌ基本情報
英名 HOTEL OFF PARIS SEINE
所在地 20-22 Port d’Austerlitz 75013 Paris
最寄り駅 Gare d’Austerlitz 駅もしくは地下鉄メトロ6号線 Quai de la Gare 駅
電話番号 (33)01-4406-6265
チェックイン/アウト チェックイン:16:00/チェックアウト:12:00
公式HP http://offparisseine.com/

17世紀の建物を利用した雰囲気満点のホテル「ホテル・ドフィーヌ・サンジェルマン・パリ」

ポン・ヌフから徒歩3分という立地にあるホテル。地下鉄の駅までは徒歩5分、ノートルダム大聖堂までも徒歩10分と、セーヌ川散策はもちろん、パリ市内観光にもうってつけです。

こちらのホテルは17世紀に建てられた建物を利用していているため、雰囲気はバッチリ。もちろん内装などは全面的に改装済みですので宿泊時に不便を感じることもありません。さらにこのホテルの魅力は部屋ごとに内装が異なること。どの部屋もフランスらしいセンスの良さでゆったりと落ち着けます。

全室エアコンと無料Wi-Fi、アメニティ付きの専用バスルームがついていて、ランジバーも併設。朝食はアーチ型天井の会場で焼きたてのペストリーやシリアルがいただけるコンチネンタルブレックファーストと、パリの歴史を感じられる建物の中でしっかりとしたサービスが受けられます。

ホテル・ドフィーヌ・サンジェルマン・パリ基本情報
英名 Hotel Dauphine Saint-Germain Paris
所在地 36, Rue Dauphine 75006 Paris
最寄り駅 地下鉄メトロ4・10番線 Odéon 駅
電話番号 (33)01-4326-7434
チェックイン/アウト チェックイン:14:00/チェックアウト:12:00
公式HP https://dauphine-st-germain.com/ja/(日本語)

セーヌ川沿いの5つ星ホテル「ホテル・ドーブッソン」

せっかくのフランス・パリ旅行なので、ホテルもとびきり素敵なところに泊まりたい!という方におすすめなのが、ここ。

ホテル・ドーブッソンは1650年に開業した伝統ある5つ星ホテル。上で紹介した「ホテル・ドフィーヌ・サンジェルマン・パリ」のすぐ近くに位置するため、立地はバッチリ。さらに、豪華な客室内にはフランスらしさが感じられるアンティーク家具にバスルームは大理石と、セレブな気分に浸れます

テラスでゆっくりとお茶でもいただきながら、パリの街並みやセーヌ川を眺めていると、時間がゆったりと流れて日常のストレスも溶け出していくようです。ぜひ最高のホテルで最高のフランスとパリをお楽しみください。

ホテル・ドーブッソン基本情報
英名 Hôteld’Aubusson
所在地 33 Rue Dauphine, 75006 Paris
最寄り駅 地下鉄メトロ4・10番線 Odéon 駅
電話番号 (33)01-4329-4343
チェックイン/アウト チェックイン:14:00/チェックアウト:12:00
公式HP http://www.hoteldaubusson.com/fr/

パリとセーヌ川を思いっきり楽しもう!

フランス・パリと切っても切れない関係にあるセーヌ川クルーズや周辺のおすすめホテル、意外な楽しみ方までセーヌ川の魅力をまとめてお届けしましたが、いかがでしたか?

パリ観光を楽しむだけではなく、セーヌ川を通してパリ観光を楽しむと、これまでとは違ったフランスやパリの一面が見えてくるかもしれません。ぜひ今回の記事を参考に、フランス&パリ観光を楽しんでくださいね!

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