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エジプトの壁画に迫る!意味や素材は?壁画が見られるスポットも紹介!

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世界四大文明の一つ、古代エジプト文明。

3千年以上続いた「歴史上最長の文明」の謎多き遺跡や壁画は、世界中の人々を惹きつけ続けています。

今回は、古代エジプトの壁画についてそれぞれのキャラクターに隠されたその意味や由来、メッセージなどを一緒に読み取っていきましょう。記事の後半には、実際にエジプトで壁画が見られるスポット5選も掲載中!エジプト旅行のお供にブックマークしながら、是非ゆっくりご覧になってください♪

古代エジプトの壁画~歴史~

ピラミッドやスフィンクス、神殿の壁などの古代エジプトの遺跡に多く見られることで有名な古代エジプトの壁画。これらの壁画は、紀元前2000年~1500年頃にはすでに描かれていたと言われています。

現地で見ることが出来るエジプト壁画の多くは、エジプト王朝時代に描かれたと推測され、描かれた内容からは神話や当時の風習などを実際に見て感じることができます。

その他にも、宇宙人の存在を想像させる壁画不可思議な文字・神々の姿など、今の生きる私たちには遠い存在をテーマとした壁画は好奇心を駆り立てること間違いなし!

「絵」という言葉や時代の壁がない言語を通して、自身の感性を交えながら当時の場面を想像する旅…

「そこに描かれた情景には隠されたメッセージや謎があるのかも?」と不思議な世界に吸い込まれるワクワク体験を楽しんでみてくださいね!

古代エジプトの壁画文字「ヒエログリフ」

古代エジプトで使われたエジプト文字は3種類。その中の1つがヒエログリフです。

ヒエログリフは「神聖文字」とも言われていて、エジプトの遺跡の中でもファラオを称える石碑や神殿、墓などに刻まれている特徴があります。

日本で言うところの楷書のような感覚と考えると分かりやすいかもしれませんね

このヒエログリフ、いつ頃使われ始めたのかは未だ不明。

紀元4世紀頃までは読み手がいたと言われていますが、1799年フランス人学者「シャンポリオン」によって解明されるまでは忘れ去られていました。

現在は簡単に解読できるようになり、実は数々のヒエログリフ文法本が発売されています!

日本で出版されているものも複数あるので、ヒエログリフを学んでから旅行をすると解読する楽しみが増えるのでおすすめです♪

古代エジプトの壁画~目~

壁画に描かれている「目」は「ホルスの目」と呼ばれ、実は古代エジプトのシンボル的存在!

シンボルという割には「ある意味、雑?」と感じてしまうような描かれ方をしている特徴も。それは、体は前向きなのに顔は横向きになっていて、まるで「目」だけこちらを見ているようなタッチ。実は、これにも意味が込められています。

壁画に描かれる「目」は「偉大な神」だった!

古代エジプトの壁画で「ホルスの目」とされ、存在感が印象的な「目」の壁画。この「ホルス」とはエジプト神話に出てくる偉大な神「天空神ホルス」のことを表します。

天空神ホルスの両目は、右目がエジプトの太陽神「ラー」の目、左目が守護女神で月の象徴「ウジャト」の目と言われていて、それぞれ太陽と月を意味しています。

古代エジプトの人々は、偉大な神のシンボルである目の形を崩ずことを恐れ、さらには目を敢えて全て正面向きに描くことで、その偉大さ・存在を強調しているとも考えられています。

古代エジプトの壁画~横顔~

エジプトの壁画で、印象深いものに「横向きの人々」があります。体と目は正面なのに、顔だけは横顔になっていて正面を向いていません。これには古代エジプト時代の「芸術美」と「神とのコミュニケーション」が理由になっています。

古代エジプト時代の芸術では「横方向から見た表現がその物の本質を現わし、正面方向からの表現が個性を現わす」という美学があります。つまり、この壁画を通して横向きの絵を描いているのは「本質」を強くアピールしているとも感じられるのです。

また、横方向から見た表現は「横に連ねてその情景を描くことで、神々へ伝えたい内容を分かりやすく表している」とも考えられています。

しかし、本当の明確な理由は未だ分からず、謎の多いまま。もしかしたら全く違う意味が隠されているかも?実際にその不思議に触れて、当時彼らが伝えようとしていた想いを汲みとってみてくださいね。

古代エジプトの壁画~女性~

古代エジプトの女性壁画からは、当時の女性の立場や役割をリアルに読み取ることができます。

古代エジプトの壁画に描かれる女性の特徴は、肌の色が明るく静的で、両足をそろえた姿であること。日焼けしていて動的な描き方がされている男性とは対照的な女性の魅せ方は、とても印象的。

実は、この特徴は「女性は子供を育て、夫が外で働いている間は家の中のことは全部女性が管理する」という専業主婦のような女性像を表していると言われています。

    

古代エジプト社会は、遺産相続の権利が男女平等とされ公的にはジェンダー平等があったとされています。しかし、生活の中では「男は働き、女は家を守る」という役割分担と共に、女性が男性を謙虚に支える姿を描いています。

古代エジプトの壁画~犬~

古代エジプト時代、犬は「死を司る存在」とされていました。「飼い犬が死ぬと聖獣として埋葬され、王が死ぬと飼い主と共に死後の世界に一緒に行く」という風習があったほど、古代エジプトの世界では犬と死は隣り合わせのような存在でした。

ではなぜ犬が「死を司る存在」となったのか?疑問に思いますよね。実はその理由に、犬の頭を持つ冥界の神「アヌビス」の存在が大きく影響を与えています。

アヌビスは「ミイラを作る神」と言われ、頭が犬もしくはジャッカルの頭を持つ特徴があります。つまり、古代エジプトの「死ぬとミイラ」で埋葬される慣習の裏には、アヌビスがミイラにして埋葬した由来があり、だからこそ犬が「死を司る存在」として重要な役割になって描かれていたというわけです。

古代エジプトの壁画~猫~

太陽神ラーの化身として猫を大切に扱っていた古代エジプトの人々。

猫は「受胎と豊穣の女神バテスト」としても崇められていたため、猫の遺体は上質な布で包まれミイラとして地下墓地へ埋葬するほど、手厚く葬っていました。

私たちでも想像しやすいものと言えばスフィンクス。スフィンクスは神聖な神とされていて、ネコ科の動物がいかに深く神格化されていたか感じられます。

壁画の中でも神格的な描かれ方をしていて、猫の図柄が人々の「お守り」の中に描かれています。

古代エジプトの壁画~鳥~

エジプトの壁画の中には、頭だけが鷹の人間や、鷹の姿がよく見られます。

実はこの鷹や鷹の姿をした男性は、エジプトの中で最も古い神の1人・エジプト王の象徴として有名な「ホルス」を表わしています。

ホルスは「その勇敢で力強い姿の鷹(ハヤブサ)を神格化した」と言われ、壁画にある鷲の男性はホルスを表して王の正装を着させているのが分かります。

古代エジプトの壁画が見られる観光スポット5選

今回の記事では、エジプト旅行で実際に摩訶不思議な壁画を見ることができるスポットを5つ厳選してご紹介!

エジプト観光に役立つ注意点や、チケット代などもまとめていますので、是非ブックマークしてご活用くださいね♪

古代エジプトの壁画おすすめ観光スポット①ピラミッド

言わずも知れた古代エジプト遺跡の代表的&大定番スポット「ピラミッド」ピラミッドは、古代エジプト時代の王が民衆に建設させた王墓です。

その壮大な迫力はまさに圧巻!スピリチュアルなスポットとしても不思議な現象が起きると有名になっています。

ピラミッドの内部に入ると、壁画を実際に見て楽しむことが可能です。今回お伝えした様々なキャラクターを探しながら、エジプト時代にタイムスリップしてみてくださいね。

■ピラミッドを訪れる際は、注意が必要な点も。

世界的に超有名な観光スポットだけあって、ピラミッド周辺は強引な客引きが多くなっています。

・ラクダに乗って観光をする際は、事前に料金の確認を行う。

・写真に強引に写りこまれて、お金を請求されないようにする。

・勝手にガイドを始める人には要注意。

以上の3点とスリにも注意しながら、観光を楽しみましょう。

また、ピラミッドの登頂は禁止になっています。間違ってもピラミッドの上に上がることがないようにしてくださいね。

英名 Al Haram, Giza Governorate,Egypt
 住所 Al Haram, Nazlet El-Semman, Al Haram, Giza Governorate, Egypt
アクセス タハリール広場から車で約40分
営業時間 8:00~17:00
入場料 敷地内:大人120ポンド ピラミッド内:60ポンド~

古代エジプトの壁画おすすめ観光スポット②テル・バスタ

カイロから約80キロの位置にあるテル・バスタは、又の名を「ブバスティス」とも呼ばれ、猫の姿をした「バステト女神」の進行の中心地!

2018 3月に新しく博物館もオープンし、古代エジプト時代の第2の名観光スポットとなっているんですよ。テル・バスタの遺跡には、神殿や彫刻が割れた数多くの石のがれきが集まり、まるで宝探しのような景色が広がっています。

ここで見られる壁画には、星のマークがいっぱい!これらの星マークは「すべての健康、すべての喜び」という意味があるのだとか。

英名 Poubasti
住所  El-Shohada, Qesm Awal AZ Zagazig, Ash Sharqia Governorate 44513 Egypt
アクセス  カイロのタハリール広場から車で約2時間。国鉄ザガジグ駅からタクシーで約10分。
営業時間 8:00〜17:00
入場料 大人 20Eポンド

古代エジプトの壁画おすすめ観光スポット③ベニ・ハッサン村

ミニヤーから南へ約18キロ、ナイル川の東岸に位置するベニハッサン村。ハトシェプストとトトメス3世によって作られたとされる神殿があることで有名なエリアです。

ここには「格闘の技」が描かれた壁画が存在していて、そのユニークな壁画に多くの観光客が集まるスポットとなっています。

 レスリングや柔道の技、相撲の48手など…200位の格闘の技が、ベニハッサン村にある4つの墓全部に描かれているので、格闘好きの人は楽しめること間違いなし♪

その他にも、想像上の動物たちが描かれた「バケト3世の墓」は、その幻想的な世界観が摩訶不思議。4000年前の壁画がそのままの彩色を残しながら展示されているのは必見です。

英名 Beni Hasan
住所 不明
アクセス カイロから車でミニア町まで4時間、そこからベニハッサンへは車で30分ほど。
営業時間 8:00〜16:00
入場料 30Eポンド

古代エジプトの壁画おすすめ観光スポット④クルナ村

クルナ村は、貴族の墓へ観光に行くと必ず通る場所にあります。遺跡巡りのついでに寄るのにもピッタリのスポット!

かつて住民が、周辺にある貴族の墓を見せて観光客からお金を貰うビジネスをしていたことで有名なクルナ村。「墓泥棒の村」と呼ばれていた地域としても有名なエリアです。

つまり、クルナ村のお墓には見応えのある壁画や遺跡が残っているということです。     

色鮮やかな美しい壁画が残る貴族の墓には美しい絵で装飾され、まるで現代美術館?!

現在は見学できるお墓が15足らずになってしまっていますが、それだけでも見応え十分。特に有名な「ラモーゼの墓」にある「泣き女」の絵は必見です。テーマとは裏腹にカラフルで独特なイラストはとてもファッショナブルで、惹きつけられるものがあります。

英名 Kurna
住所 Luxor, Egypt
アクセス ルクソール中心地すぐ
営業時間 6:00~17:00
入場料 30Eポンド

古代エジプトの壁画おすすめ観光スポット⑤アスワン・ハイダム

エジプトの南端部にあるアスワン・ハイダムは、アスワン地区のナイル川に作られたダムです。

ここに描かれる壁画は、古代エジプトの壁画の中でも特に大きく、美しいデザインが特徴的!「エジプトの壁画を見るならアスワン・ハイダム」とも言われるほど圧倒される壁画を堪能してみてくださいね。

アスワン・ハイダム周辺にはエメラルドグリーンに輝く美しい島々の絶景や、フィラエ神殿、聖シメオン修道院など観光スポットも充実しています。南の町ならではの町文化や雰囲気、さらには新鮮な魚料理なども楽しむことができますよ♪

英名 Aswan Qism
住所 Manteqet as Sad Al Aali, Qism Aswan, Aswan Egypt
アクセス アスワン中心部にある電話局から車で約20分
営業時間 6:00〜17:00
入場料 10Eポンド

古代エジプトの壁画を通して、遺跡に残るメッセージを感じ取ろう!

エジプト旅行でさらに観光が楽しくなる「壁画に隠された由来・意味」について深掘りしました。 今回紹介したキャラクターの持つ意味や歴史は、まだまだほんの一握り!この記事を通して古代エジプトの不思議に興味を持った人はぜひ実際に見てその素晴らしさを実感してくださいね。

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